ドジャースのベッツ「ワールドシリーズに優勝する」と宣言…33回無失点の投手陣は「クレージーだ」

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース9―0メッツ(13日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースがリーグ優勝決定シリーズ第1戦の本拠地・メッツ戦で相手打線を完封して大勝。同一ポストシーズン(PS)では史上最多タイの33イニング連続無失点となり、ワールドシリーズ進出に向けて残り3勝とした。

 「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)はメッツ先発・千賀滉大投手(31)との“日本人対決”が実現。初回の第1打席は二ゴロに倒れたが、2点リードの2回1死二塁で迎えた第2打席では右前適時打で貴重な追加点をたたき出した。PSの得点圏では5打数4安打の打率8割と勝負強さが際立つ。左ふくらはぎ痛から復帰2戦目となった千賀は大谷に打たれたところで降板。当初は3イニング程度の予定だったが、4四球と制球が定まらず、1回1/3を2安打3失点で敗戦投手となった。

 6―0の8回、1死満塁で走者一掃の二塁打を放って勝利を決定づけたベッツは「一日休んで再充電して勝利を目指した。俺たちはワールドシリーズに勝つ。それが俺たちのマインドセット(心構え)だ。それが毎日グラウンドに出て戦う俺たちのゴールだ。今夜もそれを見せることができた」と、あと7勝に迫った世界一奪取を宣言した。

 MLB史上1位タイとなるポストシーズン33イニング連続無失点とした投手陣については「クレイジーだ。ポストシーズンでは打撃戦がつきものなのに、ウチの投手陣はこれを成し遂げた。容易じゃない。すばらしいよ」と絶賛した。初回2死満塁でマンシーの適時打で生還した際には、右足首捻挫を押してプレーするフリーマンをホームベースの先で抱きかかえて減速させたベッツ。「彼の頑張りには胸を打たれるよ」と終始笑顔だった。

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