ダルビッシュがドジャースとの大一番へ気合十分「山本とこういう舞台で投げ合えたら幸せ」

会見で話すパドレス・ダルビッシュ有投手(カメラ・安藤 宏太)

 パドレス・ダルビッシュ有投手(38)が10日(日本時間11日)、あす11日(同12日)に行われる地区シリーズ第5戦の敵地・ドジャース戦を前にドジャースタジアムで全体練習を行い、会見を行った。

 ここまで2勝2敗。第5戦に勝ったチームが地区シリーズを突破し、メッツとのリーグ優勝決定シリーズに進む。第2戦では7回82球を投げて3安打1失点、3奪三振の好投でチームに勝利を導いたダルビッシュは、中4日での大一番のマウンドへ向けて「バッターの反応を見て。試合が始まってから色々考えるのが自分のやり方なので明日もそうしたいです。(山本とは)対戦できたらすごい嬉しい。個人的にも仲がいいのでこういう舞台で投げ合えたら幸せだと思います。すごくチームのみんな、ファンの方が期待してくれると思うので結果的にパドレスが勝てるピッチングをしたいです」と意気込んだ。

 本拠地で行われたブレーブスとのワイルドカードシリーズでは、シースとマスグローブが先発し、ブルペン待機していたが登板機会はなし。地区シリーズ第2戦で敵地のマウンドに上がると、3点リードの2回に連打と四球で無死満塁のピンチを迎えたが、ラックスの左犠飛による1点のみで抑えると勢いに乗って7回まで投げた。

 日本ハムで同じ背番号「11」を着けたダルビッシュと大谷。今季の開幕戦で日米通じて初めて対戦すると、レギュラーシーズンでは5打数1安打とダルに軍配が上がった。第2戦でもダルビッシュは「頭のすごくいい選手だと思うので、自分もすごく考えながら、1球1球、大谷君の反応見ながら投げた」と、低めに変化球を集める丁寧な投球で空振り三振、一ゴロ、投ゴロと3打数無安打に抑えた。

 ダルビッシュはこれまでポストシーズンで通算12試合に登板。5勝6敗、防御率3・88で、65回を投げて57三振を奪っている。

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