奇跡のメッツが３回にビエントスの２ランで先制　５回終了２―０リード　地区シリーズ突破へ王手なるか

◆米大リーグ・地区シリーズ　フィリーズーメッツ（６日、米ペンシルバニア州フィラデルフィア＝シチズンズ・バンク・パーク）

　フィリーズ対メッツの地区シリーズ第２戦が６日（日本時間７日）、フィリーズの本拠で行われ、第１戦に逆転勝ちしたメッツが３回、２番ビエントスの２ランで先制した。

　３回１死一塁、リンドアが左前安打した直後、ビエントスが左腕サンチェスの決め球チェンジアップを右翼最前列に放り込んだ。

　先発メッツのセベリーノは過去５年間で１３勝と故障に泣いていた右腕。今季は６年ぶりの規定投球回をクリアして１１勝をマーク。ワイルドカードシリーズ初戦でも６回を４失点（自責点３）ながらも勝利投手となって、この日は中４日のマウンド。

　１回と３回にともに２死三塁のピンチを招いたが、１回はカステラノスをシンカーで一直。３回はターナーをスイーパーで二飛に抑えるなど、５回を３安打無失点。主砲ハーパーを２打席連続で抑えるなど６個の三振を奪っている。

　メッツはレギュラーシーズン１６１試合目に９回リンドアの２ランで逆転勝ちしポストゲーム進出を決めると、ワイルドカードシリーズ第３戦でも９回にアロンソの３ランで逆転し地区シリーズ進出を決め、地区シリーズ第１戦も７回まで１安打の劣勢から８回に５点を逆転している。ビエントスの先制２ランで押し切って地区シリーズ突破の王手をかけるか。