「胸を張っていい数字」巨人・菅野智之が15勝&勝率.833でともに4年ぶり個人タイトル

キャッチボールをする菅野智之(カメラ・今成 良輔)

 巨人・菅野智之投手(34)が15勝3敗、勝率8割3分3厘で最多勝&最高勝率のタイトルを獲得した。ともに20年以来4年ぶりで、最多勝4度目は史上6人目。「後半しっかり勝ちたい試合で勝てたし、胸を張っていい数字なのかなと思います」と振り返った。

 昨オフに掲げたのは「15勝&最多勝」。見事に有言実行を果たした。35歳以上シーズンでの15勝は球団では55年の中尾碩志以来69年ぶり。開幕から敵地10連勝はセ・リーグ記録だった。「勝ちのタイトルは自分だけの力じゃ取れない。守備にもたくさん助けてもらいました」と感謝し、勝率については「負けなかったのは大きかった。どの勝ちがうれしかったというより、負けの方が覚えているのはなかなかないシーズン」とうなずいた。

 日本一へ向けて、16日からはCS最終ステージが始まる。「本当の戦いはここから。しっかりやってきたことをそのまま出せればいい結果は出る」と力強い言葉を残した。

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