【阪神】岡田彰布監督が選手らに退任を伝える　甲子園での全体練習の前に集合

　阪神・岡田彰布監督が６日、選手とコーチ、スタッフに対し、今季限りで退任することを明言した。甲子園での全体練習の前に、１軍の全員を集めて表明。１２日からのクライマックス・シリーズ（ＣＳ）第１ステージからのポストシーズンが最後の指揮となるが、２年連続の日本一を目指す戦いに向けた思いも伝えた。

　すでにレギュラーシーズンは全日程を終了。７４勝６３敗６分けの勝率５割４分の２位が決まっている。就任１年目の昨季は自身が指揮した２００５年以来、１８年ぶりのリーグ優勝。３８年ぶりの日本一に導いた。今季も球団史上初のリーグ連覇は逃したが、最後まで優勝争い。前任時代の０４～０８年を含め、阪神監督として通算５５２勝は歴代最多。今季で２年契約を終える指揮官は本来、来季続投を疑いようのないような成績だが、１１月には６７歳を迎える。９月２８日に巨人に優勝を譲り、翌２９日に２位が決定。その後、フロントとの会談が行われ、退任が決まっていた。後任の最有力候補には、藤川球児球団本部付スペシャルアシスタントが挙がっている。