巨人・菅野のMLB挑戦 米国でWBCの動画が拡散される盛り上がり…「ヤンキースは再び名乗り上げるか」との報道も

外野をダッシュする菅野智之(カメラ・今成 良輔)

 菅野のMLB挑戦報道は、米国でも驚きをもって迎えられ、17年WBC準決勝・米国戦で6回3安打1失点と好投した当時の動画がSNS上で多く流された。制球力と多彩な球種は高く評価されている。

 カブス系のメディアである「ブリーチャーネーション」は「渡米してくる多くの日本人先発よりも高齢だが、投手にとって(11日で)35歳は高齢ではない。期待とリスクに応じて調整する必要がある」と指摘している。契約内容さえ問わなければ複数球団からオファーの可能性は十分にある。

 一方で「NBCスポーツ」は「35歳で、直球が90~93マイル(145~150キロ)なので巨額の契約を得ることはおそらくないだろう」と、契約年数や年俸にはシビアな見解だ。異例だが、36歳時にパドレスと6年約142億円の契約を結んだダルビッシュの例もある。

 またフランシス・ロメロ記者は自身のXに、「1年契約+オプション以上の契約は期待されない」とした上で、ベッツ(ドジャース)、デグロム(レンジャーズ)らを顧客に抱える代理人事務所「VCスポーツグループ」と契約したと情報筋の話として投稿した。

 「スポーツ・イラストレイテッド誌電子版」では「ヤンキースの元ターゲットがMLBへ」という見出しで報じた。ヤンキースなど20年オフのポスティング時に上がった球団名を挙げ「ヤンキースは再び今冬に名乗り上げるか」とあおった。

 MLB公式サイトも「NPBレジェンドが、オリオールズのバーンズ、ブレーブス左腕フリードなど先発陣のFAマーケットに加わることになる」と伝えた。

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