過去のPSで13本塁打も打率2割1分1厘と今一つのジャッジのバットが勝敗を分ける

 米大リーグはワイルドカードシリーズが終わり、日本時間6日から地区シリーズがスタートする。その4カードの見どころなどを展望する。

 【ヤンキース×ロイヤルズ】1976年から5年間で4度も優勝決定シリーズで対決したカードが44年ぶりにPSで激突する。本塁打、打点の2冠王となったヤンキースのジャッジは、ポストシーズン通算44試合で13本塁打を放っているものの、打率は2割1分1厘。今季のロイヤルズ戦も7試合で22打数6安打で本塁打は1本きりと抑え込まれているのが気がかり。41本打ったソトも過去2度のPSでは7発打っているものの打率2割6分1厘と今一つ。今季の両チームの対決は5勝2敗でヤンキース。5勝中3度は2ケタ得点を挙げておりヤンキースにとっては打ち合いに持ち込みたいところだけに、SJ砲のバットが勝敗を分けそうだ。

 ロイヤルズオリオールズ相手に1―0、2―1と少ない得点を守って勝ちあがってきただけに競り合いになれば侮れない。ジャッジのMVPの対抗馬ウィットが2試合とも決勝打を放ったが、機動力と強力ブルペン陣はヤンキースを上回っており、世界一となった2015年のように快進撃を見せる可能性は高い。

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