【高校野球】天理、11得点快勝 “二刀流”下坊大陸が3回8K&猛打賞と大車輪

3回無失点の好投を見せた天理・下坊(カメラ・森口 登生)

◆秋季奈良県高校野球大会 ▽準々決勝 天理11―0大和広陵=6回コールド=(29日・さとやくスタジアム)

 天理が快勝し、4強へ駒を進めた。「7番・投手」で出場した下坊大陸(りく、2年)は3回を投げ無失点8奪三振、打っても3安打1打点と攻守でチームをけん引した。

 初回、二塁打と2四球で2死満塁とし、6番・石黒輝慶左翼手(2年)の左越え満塁弾で幸先良く4点を先行。援護を受けてマウンドに上がった下坊は、初回から振り逃げを含む2三振を奪うと、3回で8三振の快投を見せ、相手打線を寄せ付けなかった。

 4回からはマウンドを橋本桜佑(1年)に託し、左翼へ。守備機会も難なくこなすと、初回に右前打、3回には左中間へ二塁打と2安打をマークして迎えた6回の第4打席。無死二塁で右翼線へ適時二塁打を放ち、チーム9点目をたたき出した。打者としても3安打1打点の活躍で、チームの完封リレーと、11得点快勝の立役者となった。

 次戦は10月5日(さとやくスタジアム)に智弁学園と近畿大会(10月19日~11月3日)出場と決勝進出をかけて激突する。

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