【オリックス】宮城大弥 初の投手タイトルへ「達成すれば自分の実力を証明できて、できなければ自分の実力不足」

オリックス・宮城大弥

 オリックス・宮城大弥投手(23)が27日、初の投手タイトルへラストスパートを宣言した。残り2登板で14回1/3を投げれば4年連続の規定投球回をクリアし、防御率2・03はモイネロ(ソフトバンク)と0・09差。29日の楽天戦(楽天モバイル)でまず、逆転ムードをつくるつもりだ。

 「(タイトルを)達成すれば自分の実力を証明できて、できなければ自分の実力不足。ただ、それだけだと思います」。無失点を続け、規定投球回に乗ることが条件。30日に登板予定のモイネロにプレッシャーをかけるためにも「意識しないと言う方が難しい」と全力投球をイメージした。

 21年に新人王を受賞。昨年までは尊敬する山本(ドジャース)を追った。「すごい人がいなくなってまた2位、というのは寂しい。チームの勝ち、狙える位置の防御率。ちょっと欲がいっぱいあるので」。5位が確定した中嶋監督も「状況を整えるのは彼の仕事。自分で頑張るだけ。やってもらいましょう」とあえて厳しく指令。自力でつかみ、最後に笑う。(長田 亨)

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