「何やってんだ!」宮本和知氏、KOの巨人・山崎伊織に「全球種がひどいから軸にする球がなく気迫もない」

3回途中で降板する山崎伊織(左、カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ DeNA4―12巨人(26日・横浜)

 山崎伊には「何やってんだ!」と言いたいね。全ての球種がひどいから軸にする球がなく、ストライクを取るのに必死の状況。調子が悪くても、せめて何とかしようという気迫を見せてくれればいいものを、それもない。

 2年連続の2ケタ勝利や、規定投球回到達がかかったマウンドだったわけでしょ。打線が2回までに6点も援護をくれ、守備でも再三の好守でもりたてて勲章を後押ししてくれていたのに…。中12日空けての登板。2軍の試合に投げることはなかったし、いったいファームでどんな調整をしていたのかと、首をかしげざるをえないよ。

 一方、2点差に迫られた3回2死一、三塁で救援し、森敬を三振に取った横川が、この日のヒーローだよ。流れを引き戻したことが4回の岡本和、坂本の本塁打や、打線の久しぶりの爆発を呼び寄せたと言ってもいいんじゃないかな。

 横川は結局、打者7人を完全に抑えた。続く赤星も2回を完全。山崎伊の出来が悪いことも想定して、この2人をロングリリーフに備えさせた阿部監督の準備が、しっかりとはまった形になったね。(スポーツ報知評論家・宮本 和知)

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