「気持ちでつかみ取った」“小久保チルドレン”川村友斗が3安打2打点 ソフトバンクVへ流れを呼び込んだヘッスラ

5回2死一、三塁、右越えへ適時二塁打を放つ川村友斗(カメラ・谷口 健二)

◆パ・リーグ オリックス4―9ソフトバンク(23日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクの強力打線がつながりを見せ、歓喜を呼び込んだ。連日の2ケタ安打となる15安打9得点で快勝。小久保監督は「勝って(優勝を)決めたいという思いがあった」と充実感をにじませた。

 3月に支配下登録された“小久保チルドレン”の川村が3安打2打点。前日にはプロ1号をマークした25歳は、1点ビハインドの4回2死一、三塁で一塁強襲のゴロを放った。「なんとか1本を。気持ちでつかみ取った」と気迫のヘッドスライディング。間一髪セーフとし、執念で同点打とした。5回2死一、三塁では、右越えへ適時二塁打。8回にも右前安打で今季2度目の猛打賞をマークした左打者は「思い切って仕掛けることができた」と頬を緩めた。

 初回には、近藤離脱後に代役5番を務める中村晃が先制打。4回には選手会長・周東が決勝の2点三塁打を放った。ベテラン、中堅、若手。最後はそれぞれの力を結集させた、今季のホークスを象徴する試合で栄冠をつかんだ。(南部 俊太)

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