【広島】負の連鎖が止まらず…床田が今季最悪5失点で逆転負け 引き分けなしの敵地8連敗は17年ぶり

新井貴浩監督

◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―1広島(19日・神宮)

 広島は、ヤクルト相手に2戦連続の逆転負けを喫した。直近8戦で6度も先取点を奪いながら、5度の逆転負け。0・5ゲーム差の4位・DeNAも敗れてBクラス転落こそ免れたが、9月3度目の3連敗で月間3勝13敗と、トンネルの出口が見えない状況だ。

 床田は5回1死一、二塁、バックスクリーンに飛び込むサンタナの打球をぼう然と見送った。1点ビハインドから4点差に広げられる痛恨の3ランだった。打線が初回に小園の適時打で1点を先取した。だが、床田は2回先頭の山田に同点ソロを被弾。4回も山田に、今度は中犠飛で勝ち越しを許した。2被弾と5失点は今季ワーストで被安打10も今季最悪タイだった。今季初めて2戦連続(3度目)でQS(6回以上自責3以下)を逃し、また自己最多を更新する12勝目を逃した。

 負の連鎖が止まらない。11日の巨人戦(マツダ)で2点リードの9回に、栗林が1死も奪えず6失点で逆転負け。13日の阪神戦(甲子園)では、大瀬良が今季初めて5回を投げきれずに逆転を許して降板。前夜18日のヤクルト戦は九里が逆転負け。9月を首位で迎えたチームを支えた投手陣が総崩れ状態。20日から6・5差まで広がった首位・巨人(マツダ)と2連戦に臨む。

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