【高校野球】北星学園大付の最速149キロ右腕・石田“ジュウザ”がプロ志望届提出 名前は北斗の拳が由来

プロ志望届を提出した北星学園大付・石田充冴

 北星学園大付の最速149キロ右腕・石田充冴(じゅうざ)投手(3年)が19日、プロ志望届を提出した。身長191センチの大型右腕は、現時点で育成指名でもプロに進む意向だ。

 北星の“ジュウザ”が新たな一歩を踏み出した。左足首の捻挫で最後の夏に結果を残せず、一時は大学進学も視野に入れていたが、同校の沼山監督からも背中を押されて提出を決断。「自分なりに調べて、この選手は大学行ったから良くなったとか、色々見たり聞いたりした。ファイターズの福島蓮投手はタイプが似ている。育成で入って、3年目で出てきた実績を見て、(自分も)頑張ればと思った節もある」と熟考の末に挑戦を決めた。

 石田は旭川市出身で、父・威仁さんは米独立リーグでのプレー経験を持つ。名前はアニメ「北斗の拳」に登場する「ジュウザ」が由来。威仁さんが、強敵に果敢に挑む姿を息子に重ね合わせて名付けた。

 10月24日のドラフト会議で指名されれば、同校出身選手ではヤクルト・山本大貴投手以来のプロ野球選手誕生で、高校から直接のプロ入りは初。石田は「自分の意思としては(育成指名でも)どんな形でも(プロに)行きたい」と力を込めた。

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