【広島】新井監督、6回に1イニングで選手交代4度の積極采配も…2度目の貯金10チャレンジ失敗 

5回表終了後、選手交代を告げる新井貴浩監督(カメラ・相川 和寛)

◆JERAセ・リーグ 巨人3―2広島(30日・東京ドーム)

 広島は、新井監督の積極采配も実らず、2カードぶりに負け越した。今季2度目の貯金10チャレンジは失敗したが、DeNAも敗れ、2位と3ゲーム差はキープした。

 0―3の6回、野間の先頭安打と1死から小園の右前打で1死一、二塁となり、坂倉が代わったばかりの2番手・高梨から適時二塁打を放って1点を返した。なおも1死二、三塁で指揮官が動いた。

 この日1安打していた宇草に代打・堂林を送り、空振り三振。続く矢野に代打・二俣を送ったが、巨人が船迫に交代したのを見て代打の代打・松山を投入。申告敬遠で一塁へと歩いた38歳に代走・菊池。1イニングで4度の選手交代で逆転を狙ったが、2死二、三塁から石原が三ゴロに倒れ、絶好機を逃した。

 7回は先頭の代打・大盛の四球を起点に1死二、三塁の好機をつくった。上本の遊ゴロの間に2点目を奪ったものの、あと1点が届かなかった。

 先発・玉村は初回2死三塁から4連打された。いきなり5安打を集中されて3失点。巨人戦は昨季3戦3勝で一昨年から4連勝中だったが、すべてマツダでの対戦。東京Dでは21年8月25日以来の登板となったが、4回3失点で今季3敗目(1勝)を喫した。

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