巨人・長野久義の1500安打にホンダ時代監督の安藤2軍ヘッド「6拍子そろった選手」 走攻守とあと3つの素質

09年ホンダ時代の長野

◆JERA セ・リーグ DeNA2―3巨人(25日・ハードオフ新潟)

 巨人・長野久義外野手(39)の社会人・ホンダ時代の監督で、現在は巨人2軍ヘッドコーチを務める安藤強氏(60)が1500安打を達成した長野に祝福のメッセージを寄せた。

 1500安打おめでとう。プロ入りが遅かったにもかかわらず、これだけヒットを積み重ねることができたのは本人の努力のたまものでしょう。

 ホンダ時代の石垣島キャンプで初めて見た打撃の記憶が忘れられません。差し込まれているような逆方向の打球がどんどん伸びてフェンスを越えていく。スイングが速くて、リストが強いんです。どんどん積極的に振るタイプだから淡泊に見える時があるんだけど、小さくまとまった選手にしたくなかった。だから、ボール球を振るなとは言わずに、ショートバウンドをホームランにするくらいの気持ちでいいと伝えてました。

 世間の人は長野をドラフト1位で獲って大丈夫なのかと思っていたかもしれない。でも、僕はレギュラーを取ると確信していました。ルーキーだった時の宮崎キャンプでプレーしている姿が、プロで何年もやっている選手に見えたからです。

 チョーさんは走攻守、顔、性格、タフさの6拍子そろった選手。そして何より大事な時、試合を決めるところで必ず打席が回ってきて、必ず仕事をする。本当に華のあるプレーヤーなんです。これからも1年でも長くやってくれたらうれしいね。

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