「ダメなんだよ」有吉弘行 可愛がられた和田アキ子の「トド発言」に苦言…再ブレイク後にあった「ニセ携帯番号事件」
「和田さんの失言については、オンエア直後の反省会でも議題に出たそうです。ただ、“かわいい”とすぐフォローしていたので問題視されませんでした。しかし、ネットは大炎上。有吉さんも苦言を呈したこともあり、局も対応に追われました」(制作関係者)
8月11日、和田アキ子(74)が長寿番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)で発言したコメントが波紋を広げている。
「パリ五輪女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花選手の“もぐもぐタイム”を取り上げました。試合中の休憩時、うつぶせで肘をつき、カステラをほおばる彼女の映像が流れると和田さんは『アハハ、なんかトドみたいなのが横たわってるみたいな。かわいいな~』と発言。その直後からネット上で“失礼すぎる”と物議を醸したのです」(スポーツ紙記者)
それを受け、当日の夜、有吉弘行(50)がラジオ番組『SUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で和田の失言に言及した。
「アッコさんが“トドみたいだね”って言ってしまって、大炎上してましたけどね。めっちゃ注意してるだろうに、ポロッと出ちゃってね……。ダメなんだよ、ああいうことを言っちゃあね」
前出のスポーツ紙記者は続ける。
「後日、自らのラジオ番組で謝罪しましたが、70代を迎えた和田さんが『アッコにおまかせ!』の生放送中に舌禍騒動を引き起こすことが増えてきました。
一昨年の年末には、同局を退社した国山ハセンさん(33)に対し『“全然英語しゃべれない”と言うから、“お前、その顔して英語しゃべれないのはおかしいよ”って!』と発言して炎上。また、昨年3月にも、ラーズ・ヌートバー選手(26)について顔まねをしながらビーバーにたとえて騒ぎになったことがあります。そして今回の“トド発言”で、SNSでは《不適切すぎる》《生放送を引退するべき》などと批判が殺到する事態となったのです」
本誌はTBSに、和田の発言および批判に対する見解を聞いたところ、広報室からは、
「さまざまなご意見、ご批判を真摯に受け止め、今後の番組制作に生かして参ります」
という返答があった。前出の制作関係者は言う。
「テレビ界を全局制覇した有吉さんの発言力は日に日に高まっています。その矛先を大先輩の和田さんに向けたことで、民放各局内でも衝撃が走りました」
もともと和田は昔から有吉を“かわいがってきた”という。
「’96年、『電波少年』(日本テレビ系)のユーラシア大陸横断ヒッチハイクでブレークした猿岩石が『アッコにおまかせ!』に初出演したのが、帰国翌月のことでした。“ヒッチハイク”企画なのに飛行機に3度乗っていたことが当時、大きなニュースになりました。和田さんも『正直言うてみい、いまのこの騒動どう思う?』と強めにツッこんで、有吉さんも『ありがたいことですね……』と苦笑いしながら懸命に回答。
そんな初々しい彼を和田さんは気に入り、連絡先を聞いたそうです。その直後に事務所の先輩・松村邦洋さんとともに自宅に招き入れ、深夜まで飲んだといいます」
■和田は数十年ぶりに有吉へ直電を――
しかし、猿岩石が落ち目になると連絡は途絶え、2人の交流が復活したのは、有吉が有名人への“毒舌あだ名”で再ブレークした2010年以降だという。
「有吉さんが品川祐さんを“おしゃべりクソ野郎”と名付け話題になりましたが、和田さんのことはR&Bの女王と持ち上げた後、“リズム&暴力”と言い切りました。当時、有吉さんは『アッコにおまかせ!』によく呼ばれていましたが、和田さんにからかわれて『お前!』と返し、周囲の空気が凍ったことも……」(テレビ局関係者)
“舎弟”として和田に気に入られていた有吉だが、その直後に“ニセ携帯番号”事件を起こす。
「和田さんが有吉さんに新しい電話番号を聞いたところ、有吉さんが嘘の携帯番号を教えたのです。それを知った和田さんは怒り、本当の番号を改めて問い詰めたそうです」(前出・テレビ局関係者)
実は和田自らが有吉との関係性を今年3月、ラジオ番組『アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で告白していた。有吉に第1子が誕生し、パパになったことを公表した直後、電話したことを明かしたのだ。
「実を言うと私、何十年ぶりに有吉に電話したら、留守電になんなかった。(最近は)あんま会う機会もなかったんで、いいやと思ったら、有吉からかかってきた」
久しぶりの会話で有吉が49歳になったと知り、「子供20歳になったらお前70歳やで。これから運動会とか行かなあかんから、頑張らなあかんで」と激励。和田は有吉と話せて「すごいうれしかった」と振り返っていたのだが――。前出のテレビ局関係者は言う。
「有吉さんにとって、和田さんは古きよき芸能界の大先輩です。ただ、有吉さんはいまのテレビ界でバラエティ番組を誰よりも熟知し、NGの境界線が日々変化していることを体感しています。有吉さんは事務所の後輩が出ていることもあり毎週『アッコにおまかせ!』を見ているそうです。
今回、自らの番組であえて和田さんにダメ出ししたのは、むしろ制作側に“次の炎上は本当に危ない”と伝え、リスクの高い生放送からの勇退を迫る姿勢を示したのではないでしょうか。毒舌を交えて周囲の人々に対応策を考えさせるのが、彼にできる和田さんへの最大のフォローだったのでは……」
『アッコにおまかせ!』は今年10月に40年目を迎える。
「これまでも何度か打ち切り説が出ていますが、現状その予定はありません。ただ、生放送を事前収録に変更するとか、『噂の!東京マガジン』のようにBS放送に移行するなどの改編案が急浮上しています」(前出・制作関係者)
有吉の28年目の諫言が、和田の運命を変えるかもしれない。
08/22 06:00
女性自身