“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】

【モデルプレス=2024/11/20】TBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(毎週日曜よる9時~)に出演する女優の片岡凜(かたおか・りん/21)。芸歴わずか2年で朝ドラ・月9に続き、今作で日曜劇場初出演を果たした。話題作への出演が絶えず、事あるごとに唯一無二の存在感と確かな演技力で注目を集め続ける今最も旬な女優・片岡の素顔とは?女優業への想いや“夢”に対する考え方など、彼女のパーソナリティに迫る。【モデルプレスインタビュー】

モデルプレスのインタビューに応じた片岡凜(C)モデルプレス


(写真 : モデルプレスのインタビューに応じた片岡凜(C)モデルプレス)


片岡は2021年に開設したTikTokとInstagramが注目を集め、同年末に山口紗弥加、吉瀬美智子、戸田恵梨香、有村架純らが所属する芸能事務所「フラーム」への所属を発表。2022年、優里「レオ」のミュージックビデオに出演し女優デビュー。さらに、TBS系金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」でドラマ初出演を果たし、ピンク髪の家出少女役を好演。その後も多数の作品に出演し経験を積み重ねる中、NHK連続テレビ小説「虎に翼」にて、朝ドラでは異色のサスペンス展開を色濃く映し出した怪演がたちまち大きな話題を呼び、その名をお茶の間に知らしめた。最近では、フジテレビ系ドラマ「嘘解きレトリック」で月9初出演を果たした。

そんな彼女が今作で演じるのは、いづみ(宮本信子)の孫で医学部を現役合格した大学生・千景。優等生でありながら、第3話ではホストクラブに大金を使う“ホスト狂い”であることが判明した。

◆片岡凜、デビュー2年で強まった女優業への想い

― ドラマ初出演を飾った「石子と羽男」には、今作を手掛ける新井順子プロデューサー、塚原あゆ子監督もいらっしゃいますが、当時の撮影で印象に残っている思い出があれば教えてください。

片岡:当時、お芝居の経験がほとんどなかったのですが、泣いた演技をした時に感じた“お芝居ってすごく楽しい”という感覚がずっと体の中に強く残っていたことを覚えています。

― 話題作への出演が絶えず、度々大きな注目を集めていると思いますが、こうした今の状況をご自身ではどのように感じていますか?

片岡:本当にありがたいですし、すごく嬉しいです。私のお芝居をたくさんの方が見てくださって、感想を伝えてくださって感謝でいっぱいです。

― 特に嬉しかった反響はありますか?

片岡:嬉しい反響だらけです!「良かったよ」「綺麗だったね」など純粋な言葉がとにかく嬉しいです。

― 「虎に翼」では、SNS上で「怖かった」という感想も多く見かけました。

片岡:そうですね。やっぱり朝ドラの印象がすごく強いみたいで、最近出演させていただいた「嘘解きレトリック」の放送でも、SNSに「きた~サイコパス!」と書かれていました(笑)。今回の作品ではまた違った私を見ていただきたいです。

― デビューから2年ほど経ちますが、ご自身で振り返ってみて女優業に対して考えが変わったり成長を実感したりする瞬間はありますか?

片岡:役を演じるというお仕事をする上で、前よりも役を愛する気持ちがさらに強まってきたのかなと感じます。今回の作品でも、もっとこの子を理解したいという気持ちや、台本にないところでこの子が何を思っているのか常に考えていたいという気持ちが強まりました。

◆片岡凜の“夢を叶える秘訣”

― 劇中の現代パートが“若者が夢を持てない時代”として描かれているように、夢を見つけられない人、やりたいことがなくて悩む人も多くいると思います。片岡さんは女優を志して芸能界に入られたとのことですが、もし悩んでいる人に声を掛けるならどんなことを伝えますか?

片岡:難しいですが、時代に関係なく、自然のままでいいのかなと思います。でも夢を持ったら、そこに向かって突っ走ることがベストだと思います。

― そんな片岡さんの考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。

片岡:私が知りたいです(笑)。でもやっぱり、ひたすら集中して努力すること、突っ走ることが大切だと思います。

― 片岡さんがSNS活動を始めたのは、女優の夢を叶えるためにまずは表に出よう、というような考えがあったからなのでしょうか?

片岡:その想いはありました。自分でできることを見つけてやりたいという気持ちでいたので、SNSという身近なところから始めました。行動あるのみです!

― 素敵なお話をありがとうございました。

◆インタビューこぼれ話:片岡凜の素顔に迫るQ&A

Q.これまでの撮影で楽しかったことや印象に残っていることは?

尾美としのりさんと宮崎吐夢さんとご一緒させていただいた時に、以前から興味があった昭和のエンタメについてすごく熱くお話してくださったことが印象的でした。時代背景から、当時流行っていた作品や皆さんが初めて観た映画まで、いろいろなお話を聞きました。

Q.昭和のエンタメの中で興味があるものや思い出深い作品はありますか?

片岡:ドラマ「過ぎし日のセレナーデ」(1989)を観たいです。父から「出演されている方のお芝居が本当にリアルで素晴らしい」「芝居をやるならこれは絶対に観た方がいいぞ」と言われて気になっています。

Q.昔の作品を観ることも多いのですか?

片岡:そうですね。昭和ではないですが、ドラマ「高校教師」など好きな作品がいっぱいあります。

(modelpress編集部)

◆片岡凜(かたおか・りん)プロフィール

2003年10月6日生まれ、群馬県出身。2021年に芸能界入り。2022年、優里「レオ」のミュージックビデオで女優デビュー。同年、TBS系金曜ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」でテレビドラマ初出演を果たす。その後、「ボーイフレンド降臨」(2022/テレビ朝日)、「リエゾン -こどものこころ診療所-」(2023/テレビ朝日)、「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」(2023/TBS)、「柚木さんちの四兄弟。」(2024/NHK)など話題作に次々と出演。2024年、NHK連続テレビ小説「虎に翼」での怪演が大きな話題を呼び、一躍脚光を浴びた。

◆「海に眠るダイヤモンド」第5話あらすじ

現代。いづみ(宮本信子)の家に、DNA鑑定の結果が届く。はたしていづみと玲央(神木隆之介)に血縁関係はあるのか。次々と明らかになる真実。2018年に生きるいづみは一体誰なのかーー?

1958年12月。「全日本炭鉱労働組合」の意向に従い、一平(國村隼)や進平(斎藤工)たち鉱員は、期末手当の賃上げを求める“部分ストライキ”を行なおうとしていた。しかし鉄平(神木隆之介)たち鷹羽鉱業側は、鉱員たちの要求を退け、鉱山のロックアウトを実施。ロックアウトされると賃金自体が出ないため鉱員たちは生活に困るのだ。

父や兄、そして家族同然に思う鉱員たちと対立するという不本意な事態に、労働組合制度の仕組みに疑問を持つ鉄平。そして鉱員たちの間では、ロックアウトを選択した炭鉱長の辰雄(沢村一樹)への不満が蔓延していた。

そんな中、リナ(池田エライザ)は進平に、自身の悲しい過去を語り始める。

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