西田敏行の葬儀に参列せずも雑誌インタビューは受けた泉ピン子の「心境」

 虚血性心疾患により76歳で亡くなった西田敏行さんの告別式が10月23日、都内で営まれた。前日の通夜に続き、若手時代からの仲間「五人会」の松崎しげる、柴俊夫、田中健のほか、ドラマ「ドクターX」の岸部一徳、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の大泉洋ら共演者らが参列。公私で親しかった関係者ら約50人が、天国に旅立つ西田さんを見送った。

 供花の送り主の名札には、泉ピン子ら参列できなかった役者の名前があったというが、泉は「週刊文春」で、西田さんとの思い出を語っている。

 泉は西田さんとは50年来の友人だが、テレビで訃報を聞いた時の心境を「とにかく信じられない気持ちでいっぱいでした」と振り返った。

 100分にわたり同誌に語ったというのだが、「今日(10月19日)、西田君の家まで行けば最期のお別れができるって言われたんだけど、やっぱり行くのはやめました」と告白。その理由を「昔、太地喜和子(1992年没)が亡くなったときに死に顔を見たら、それ以来、喜和子の笑顔を思い出せなくなっちゃってね。杉村春子先生(1997年没)にも『ピン子ちゃん、亡くなった人の顔を見ちゃだめだよ』って言われたから。だから西田君のお別れには行かないことに決めたんです」としたのだが…。テレビ局関係者が言う。

「取材を受ける時間があるならば、その時間を少しでも西田さんと対面する時間に充てればよさそうなもの。米倉涼子、西島秀俊、三谷幸喜氏らは多忙にもかかわらず、弔問に訪れていた。お別れに行かないなら、取材にも応じるべきではなかったのでは。もともと人望が乏しいこともあり、西田さんの自宅や通夜などで人と顔を合わせたくなかったのかもしれません。ますます芸能界で孤立を深めるのでは…」

 本人の心境や、いかに。

(高木光一)

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