「アジア版グラミー賞」新設、来年5月に京都で授賞式…都倉俊一・文化庁長官が提唱

 日本レコード協会など音楽関連5団体は21日、国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」を新設し、来年5月に京都で授賞式を行うと発表した。文化庁の都倉俊一長官が提唱していた「アジア版グラミー賞」が具体化する。

文化庁の都倉俊一長官=川崎公太撮影

 今年1月29日~来年1月26日に日本の各種チャートにランク入りした作品、アーティストを対象に音楽関係者約5000人が投票する。主要6部門に最優秀楽曲賞や最優秀アルバム賞に加え、世界でヒットしている国内楽曲や、アジアでヒットしている楽曲を対象とした賞があるのが特徴だ。このほか、ヒップホップ、演歌・歌謡曲といったジャンル別など、60以上の賞を選ぶ。

 音楽市場がグローバル化する中、日本やアジアの音楽を世界へ発信するのが狙い。実行委員長を務める日本音楽制作者連盟の野村達矢理事長は「音楽の可能性を世界と分かち合う祭典にしたい」と語った。

ジャンルで探す