竜王戦七番勝負第2局へ、藤井聡太竜王と佐々木勇気八段が福井入り…19日から対局

 将棋の最高棋戦で、藤井聡太竜王(22)(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス)の第2局が19、20日、福井県あわら市の旅館「あわら温泉 美松」で行われる。両対局者は18日、現地入りし、福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館で地元の歴史について説明を受けたり、本局に向けて改装された対局場「 竜悠りょうゆう 」を下見したりした。

竜王戦七番勝負第2局を前に恐竜のオブジェの前で記念撮影に応じる藤井聡太竜王(左)と佐々木勇気八段(18日、福井市で)=若杉和希撮影

 福井県で竜王戦が開催されるのは初めて。第1局を制した藤井竜王が4連覇に向けて波に乗るか、自身初のタイトル獲得を目指す佐々木八段が五分の星に戻すかという一戦となる。

 あわら市のホテルで開かれた前夜祭では、田中隆之・読売新聞大阪本社社長らがあいさつ。藤井竜王は「大盤解説会やパブリックビューイングもあり、多くの方に見てもらえる対局になる。最後まで楽しんでいただけるよう全力を尽くしたい」と語り、佐々木八段は「駅に着いてから、県全体で竜王戦を盛り上げようという気持ちを感じている。対局者として熱戦で応えたい」と健闘を誓った。

 対局は19日午前9時に始まる。

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