福山雅治さん「生まれ変わった街と言っていい」…長崎スタジアムシティ開業記念ライブに2万5000人歓喜

福山雅治さんのグッズを手に、看板前で記念撮影するファンら(13日、長崎市の長崎スタジアムシティで)=長野浩一撮影

 14日に開業する長崎市幸町の複合施設「長崎スタジアムシティ」で13日に開かれた同市出身の歌手、福山雅治さんの無料記念ライブには、53万人以上の中から抽選に当たった約2万5000人が来場した。福山さんは「帰ってきました長崎。ようこそスタジアムシティへ」と観客に呼びかけた。

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎が本拠地とするピーススタジアムのピッチに特設された舞台で、福山さんは冒頭、ヒット曲の「HELLO」を披露。会場からは色とりどりの風船が放たれた。曲が終わると、福山さんはスタジアムを見渡し「生まれ変わった街と言っていいのではないでしょうか。生まれ変わったような、新しい人生が始まったような気持ち」と語った。

福山さんのライブグッズを買い求めるため、列をつくる人たち

 スタンドからは、曲に合わせて手拍子や歓声が飛び交った。浜松市の30年来の大ファン(47)は、「初めてのフリーライブなので絶対に来たかった。新しいスタジアムで福山さんの歌声が聞けるなんて、いい思い出になる」と喜んだ。

福山雅治さん(2023年11月撮影)

 この日はライブ開催に合わせてスタジアム内のフードホールが営業し、多くのファンが食事を楽しんだりグッズを買ったりした。家族で訪れた諫早市の会社員(30)は「施設内は外観の印象より広くて驚いた。サッカー観戦やジップラインを楽しみたい」と話していた。

 スタジアムシティ周辺は同日、車両や歩行者の交通規制が行われた。

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