福山雅治さんが無料ライブ、「長崎スタジアムシティ」こけら落とし…被爆2世の思い語る

福山雅治さんのファンらで混雑する入場口周辺(13日午後4時10分、長崎市の長崎スタジアムシティで)=長野浩一撮影

 長崎市中心部の複合施設「長崎スタジアムシティ」が14日に開業するのを前に同市出身の歌手、福山雅治さんが13日、中核施設「ピーススタジアム」(サッカー競技場)で無料の記念ライブを開催した。

ヒット曲などを歌う福山さん(13日、ピーススタジアムで)

 ジャパネットホールディングス(本社・長崎県佐世保市)が約1000億円を投じて整備。JR長崎駅近くに立地し、約7・5ヘクタールの敷地にピーススタジアムのほか、バスケットボールのアリーナ、ホテルやショッピングモールなどを備える。

ノーベル平和賞「平和の願い前進」

福山雅治さんファンらで客席が埋め尽くされたライブ会場(13日午後4時36分、長崎市の長崎スタジアムシティで)=長野浩一撮影

 53万人以上の応募者から抽選に当たった約2万5000人が招待されたライブ。被爆2世の福山さんは「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」がノーベル平和賞に選ばれたことについて「平和に対する思い、願いが一つ前進した」と語り、被爆の痕跡が残る樹木をモチーフにした名曲「クスノキ」を披露するなどしてステージを盛り上げた。

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