「SHOGUN 将軍」アンナ・サワイさんが主演女優賞を受賞…米エミー賞

主演女優賞を受賞し、スピーチするアンナ・サワイさん(AP Photo/Chris Pizzello)

 【ロサンゼルス=後藤香代】米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞の授賞式が15日(現地時間)行われ、ドラマ「SHOGUN 将軍」に出演したアンナ・サワイさんが主演女優賞を受賞した。

 同作は豊臣秀吉亡き後で起こった覇権争いをモチーフに、徳川家康を主人公に描いた時代劇。家康と石田三成をモデルとする武将同士の争いに、漂着した外国船の英国人航海士・按針がかかわってくる。原作はジェームズ・クラベルの小説で、1980年にも米国でドラマ化され、三船敏郎や島田陽子らが出演した。

 サワイさんは、按針の通訳となり、心を通わせていくキリシタンで武家の女性・戸田鞠子を演じた。つらい境遇にありながら、苦難に立ち向かおうという強い視線が印象的だった。

 ニュージーランド生まれで、東京育ち。アイドルとして活動した後、米国に拠点を移した。21年には映画「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に出演したほか、映画やドラマ、配信作品など幅広く活躍している。

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