真田広之さん、日本人初のエミー賞主演男優賞…「将軍」が史上最多18冠

 【ロサンゼルス=後藤香代】米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞の発表・授賞式が15日(日本時間16日)、米ロサンゼルスで行われ、乱世の日本を舞台にしたハリウッド時代劇「SHOGUN 将軍」が、作品賞や監督賞などを受賞。真田広之さんは、日本人俳優として初めて主演男優賞に輝いた。同作は、すでに獲得している撮影賞、衣装デザイン賞などと合わせ、エミー賞史上最多の計18部門の受賞となった。

主演男優賞を受賞し、壇上でスピーチする真田広之さん(AP Photo/Chris Pizzello)

 ジェームズ・クラベルの小説を原作に、1980年に三船敏郎さんらが出演した米ドラマのリメイク版。徳川家康をモデルにした武将・吉井虎永が英国人航海士の按針を家臣に取り立て、宿敵と覇権を争う物語。虎永を演じ、プロデューサーも務めた真田さんは、授賞式で「情熱と夢が海を渡り、国境を越えた」と感極まった様子で語った。

 米国を拠点に活動するアンナ・サワイさんが、按針の通訳・鞠子を演じ、日本人女優として初の主演女優賞に輝いた。

 今年2月から世界で配信が始まり、大ヒット。日本では、動画配信サービス「ディズニープラス」の「スター」で独占配信されている。

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