『ザ・バイクライダーズ』トム・ハーディが演技の喜びと難しさ明かす特別インタビュー映像公開

映画『ザ・バイクライダーズ』より、特別インタビュー映像が公開された。

本作は、アメリカの写真家ダニー・ライオンが、60年代シカゴに実在したバイク集団“Outlaws Motorcycle Club(アウトローズ・モータサイクル・クラブ)”の日常を描写した1st写真集『The Bikeriders』(1968年初版)にインスパイアされた作品。オースティン・バトラー、ジョディ・カマー、トム・ハーディ、ノーマン・リーダスなど個性派たちが集結し、『テイク・シェルター』などで知られるジェフ・ニコルズ監督がメガホンを取った。

1965年アメリカ・シカゴ。不良とは無縁の生活を送っていたキャシー(ジョディ・カマー)が、出会いから5週間で結婚を決めた男は、喧嘩っ早くて無口なバイク乗りのベニー(オースティン・バトラー)だった。地元の荒くれ者たちを仕切るジョニー(トム・ハーディ)の側近でありながら、群れを嫌い、狂気的な一面を持つベニーの存在は異彩を放っていた。

バイカーが集まるジョニーの一味は、やがて“ヴァンダルズ”という名のモーターサイクルクラブへと発展するが、クラブの噂は瞬く間に広がり、各所に支部が立ち上がるほど急激な拡大を遂げていく。その結果、クラブ内は治安悪化に陥り、敵対クラブとの抗争が勃発。ジョニーは、自分が立ち上げたクラブがコントロール不能な状態であることに苦悩していた。一方、バイクと暴力に明け暮れるベニーの危うさにキャシーは不安を抱え、ベニーは自分を束縛しようとするキャシーとの将来に葛藤していた。そんななか、暴走が止まらない“ヴァンダルズ”で最悪の事態が起こってしまう──。

映像は、ニコルズ監督とハーディとの2ショットインタビューを収録。脚本の執筆に15年かけ、なぜ2024年に1960年代が舞台の本作を撮ったか?という質問に「現代でも同じようなことが起きていると思う」「本作で描いたのはアメリカでも転機となった時代」と、本作をより深く読み解くためのヒントを明かす監督。一方ハーディは、「俺も自分の行動を理解できない時がある」と笑いながら明かし、自身が演じるジョニーが持つ2面性に焦点を当てた役作りのプロセスに言及。さらに「若者たちと過ごすとそのエネルギーにしがみつきたくなるんだ」「早く手放して向き合う方が満たされるが難しい」と、若い世代の俳優たちとの共演について本音を吐露する様子も。監督、俳優というそれぞれの立場でのクリエイションへの喜び、難しさに真摯に向き合うふたりの姿が印象的な映像となっている。

『ザ・バイクライダーズ』J・ニコルズ監督&T・ハーディインタビュー映像

<作品情報>
『ザ・バイクライダーズ』

2024年11月29日(金) 公開

公式サイト:
https://www.universalpictures.jp/micro/the-bikeriders

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