『グラディエーターII』新たな主人公を演じるのは『aftersun/アフターサン』の注目株ポール・メスカル!
リドリー・スコット監督の最新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が、11月15日(金) に公開される。
本作は、古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍の復讐劇を描いた映画『グラディエーター』の続編。前作では、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスらが出演し、アカデミー賞作品賞を受賞した。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でもスコット監督が続投し、前作から十数年後のローマ帝国を描く。
主演を務めるのは、『aftersun/アフターサン』で第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たしたポール・メスカル。ピュアな表情を見せたかと思えば一転、憂いや葛藤をにじませる繊細な仕草で観る者の心を掴む豊かな表現力も持ち合わせる注目の俳優だ。
学生時代から演劇を学び、卒業後はダブリンやロンドンの舞台で着々とキャリアを重ねてきたメスカルの映像デビューは、TVドラマ初出演ながら主演に抜擢された『ノーマル・ピープル』。人気者だが自分を取り巻く世界のヒエラルキーや同調圧力に敏感な青年コネルの演技が高く評価され、いきなり第67回英国アカデミー賞(BAFTA)テレビ部門の主演男優賞を受賞。一気に熱視線を集める存在となり、2022年製作の『aftersun/アフターサン』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるという快挙を果たす。
その後も、舞台『欲望という名の電車』でスタンリー役を演じ、イギリス演劇界で最も権威があると言われるローレンス・オリヴィエ賞主演男優賞を受賞したり、名脚本家・山田太一の傑作小説を映画化した『異人たち』でもキーパーソンを演じたりと、名実兼ね備えたキャリアを築き上げている。今後も『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督最新作『Hamnet』(未定)や、リチャード・リンクレイター監督のミュージカル映画『Merrily We Roll Along』(未定)など注目作への出演が決定しており、今後もますますの活躍が期待されている。
そのメスカルが本作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で演じる主人公・ルシアスは、将軍アカシウス(ペドロ・パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻によって愛する妻を殺され、復讐に燃え剣闘士〈グラディエーター〉として成り上がらんとコロセウムに参戦するキャラクターだ。
予告映像では、ルシアスが前作『グラディエーター』の主人公・マキシマス(ラッセル・クロウ)の息子であったという衝撃の真実が明らかになっているが、メスカルにとって少年時代に観た映画原体験の1本として思い入れは特別なようで、「『グラディエーター』は子どもの頃に大好きだったから、特別な思い入れのある映画なんだ。13歳の頃に観た時は戦闘シーンや身体的な要素に夢中になったが、年を重ねるにつれてマキシマスの旅路のような、もっと感情的な部分により惹かれるようになった。前作が名作である理由はそこにあると思っていて、自分の成長に伴って映画の見え方が変わる。そして、父と一緒に観た思い出深い映画でもあるから、僕にとって非常に重要な作品なんだ」と力を込める。
その細やかで感受性豊かな表現力によって高い評価を得てきたメスカルが、ハリウッドアクション大作の主演俳優として見せる新境地は、一層エモーショナルで心を熱くさせるカタルシスをもたらしてくれるに違いない。
<作品情報>
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
11月15日(金) 公開
公式サイト:
https://gladiator2.jp/
(C)2024 PARAMOUNT PICTURES.
10/28 13:05
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