トロント国際映画祭:現地時間5日に開幕
第49回トロント国際映画祭が、現地時間5日に開幕する。昨年はハリウッドの俳優ストライキの影響を受けたが、今年は例年通り多くのスターがレッドカーペットを歩く予定だ。
開幕作品は、デビッド・ゴードン・グリーン監督、ベン・スティラー主演のコメディ『Nutcrackers』。
この映画のほか、世界初上映作品には、アンジェリーナ・ジョリー監督『Without Blood』、ロン・ハワード監督、シドニー・スウィーニー、ヴァネッサ・カーヴィ、ジュード・ロウらが出演する『Eden』、マイク・リー監督の『Hard Truths』、エドワード・バーンズ監督の『Millers in Marriage』、ジョン・クローリー監督、アンドリュー・ガーフィールド、フローレンス・ピュー主演の『We Live in Time』、マリエル・ヘラー監督、エイミー・アダムス主演の『Nightbitch』、デビッド・マッケンジー監督、リリー・ジェームズ、リズ・アーメッド主演の『Relay』、マックス・ミンゲラ監督、エリザベス・モス、ケイト・ハドソン主演の『Shell』、ジア・コッポラ監督の『The Last Showgirl』、レベル・ウィルソンの監督デビュー作『The Deb』、ドリームワークス・アニメーションの『野生の島のロズ』などがある。
日本人監督の作品は、黒沢清の『Cloud クラウド』、宇賀那健一の『ゲスイドウズ』、また坂本龍一の息子、空音央の『Happyend』。また、カナダとドイツの合作『Rumours』には、平岳大が日本の首相役で出演する。共演はケイト・ブランシェット、アリシア・ヴィカンダー。
トロント映画祭は、一般人もチケットを買えば劇場に入場でき、投票できる。トロントの観客賞を獲得した『アメリカン・ビューティ』、『スラムドッグ$ミリオネア』、『英国王のスピーチ』、『それでも夜は明ける』、『グリーンブック』、『ノマドランド』などの作品は、オスカーでも作品賞に輝いた。
最近の3年の観客賞受賞作『ベルファスト』、『フェイブルマンズ』、『アメリカン・フィクション』も、受賞こそしなかったが、オスカー作品部門にノミネートされた。
今年はどの作品が話題を集めることになるだろうか。映画祭は15日まで。
文=猿渡由紀
09/05 12:00
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