山本耕史が26年振りにマークに。日米合作ブロードウェイミュージカル『RENT』本日開幕

1996年から2008年にかけてブロードウェイでロングラン上演され、トニー賞やピュリツァー賞に輝いたロック・ミュージカルの金字塔『RENT』。日本では2008年より東宝が上演を重ねているが、初上陸は山本耕史がマーク役を務めた1998年だった。その山本が、アメリカのクリエイター&キャストと共に立ち上げる『RENT』 が、本日8月21日(水)に東急シアターオーブで開幕。『RENT』が自らにとっての原点で、いつかまた出演することを願い続けてきたと話す山本が26年振りにマークを、Crystal Kayがモーリーンを、その他の役をブロードウェイで活躍する来日キャストが演じる“日米合作”の公演だ。

物語の舞台は20世紀末のニューヨーク。映像作家を目指すマークとシンガーソングライター志望のロジャーは、家賃(レント)すら払えない貧しい生活を送っていた。元恋人のモーリーンに今も振り回されているマークと、自分と同じくHIVポジティブのナイトクラブダンサー、ミミと出会って恋に落ちるロジャー。だがロジャーとミミの心はすれ違い、ミミは姿をくらましてしまう……。マークらの仲間コリンズとその恋人エンジェル、モーリーンの新しい恋人ジョアンら、イースト・ヴィレッジに生きる若者たちの群像劇。

作詞・作曲・脚本を手掛けたのは、オフ・ブロードウェイプレビュー公演の開幕前夜に35歳の若さでこの世を去ったジョナサン・ラーソン。1年=52万5600分を愛で数えようと提言する《Seasons of Love》や、今日という日は今日しかないと歌う《No Day But Today》など、ラーソンの切実な思いが詰まった名曲は今も人々の心を打つ。今回上演されるのは、そのラーソンと共に初演の舞台を作り上げたマイケル・グライフによるオリジナル演出版。ブロードウェイ公演でマーク役を務めたこともあるトレイ・エレットが演出を担い、キャストは全編を英語で演じる(日本語字幕あり)。ブロードウェイ公演への出演も視野に入れ、アメリカでレッスンを受けたこともあるという山本の、満を持しての挑戦に注目が集まる。

文:熊田音子

★山本耕史さんのインタビューはこちら
山本耕史「僕が出ることはもうないと思っていた」再びマークを演じる『RENT』の魅力

<公演情報>
日米合作ブロードウェイミュージカル『RENT』

脚本・作曲・作詞:ジョナサン・ラーソン
演出:トレイ・エレット 初演版演出:マイケル・グライフ
振付:ミリ・パーク 初演版振付:マーリス・ヤービィ
音楽監督:キャサリン・A・ウォーカー

出演:山本耕史 / アレックス・ボニエロ / Crystal Kay / チャベリー・ポンセ / ジョーダン・ドブソン / アーロン・アーネル・ハリントン / リアン・アントニオ / アーロン・ジェームズ・マッケンジー / 他
※全編英語上演(日本語字幕あり)

※ジョアン役で出演を予定していたナシア・トーマスは、来日直前に足首を負傷し来日ができなくなったため、代わりにリアン・アントニオが出演

【東京公演】
日程:2024年8月21日(水)〜9月8日(日)
会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11F)

【大阪公演】
日程:2024年9月11日(水)〜9月15日(日)
会場:SkyシアターMBS(JPタワー大阪6F)

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/rent2024/

公式サイト:
https://rent2024.jp

ジャンルで探す