主演は神尾楓珠と桜田ひより! 爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」映画化決定
爆風スランプの名曲にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』が、2025年2月7日(金) に公開される。
1985年に爆風スランプがリリースした楽曲「大きな玉ねぎの下で」は、のちに「大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い」とリメイクされ、15枚目のシングルとしても発売。タイトルにもある「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠を指しており、ペンフレンドの文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様が心地よいバラードソングだ。2019年にはボーカルのサンプラザ中野くんが「令和元年Ver.」を発表し、再び注目を集めた。
そんな楽曲をもとに作られた映画は、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋するラブストーリー。SNSで簡単に繋がれる時代に、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観が描かれ、令和と平成ふたつの恋が交錯することも見どころとなっている。
主演を務めるのは神尾楓珠と桜田ひよりで、神尾は将来に希望の持てない大学4年生の堤丈流役、桜田は丈流とは対照的に自分の夢をまっすぐに追う看護学生・村越美優役をそれぞれ演じる。神尾は「丈流は、就活生ならではの悩みや、美優や家族との関係性もすごく等身大なので、あまり作りすぎずに素で演じられたと思います」、桜田は「美優は、真っ直ぐな性格でありながら、あまのじゃくなところも持っています。なんだか憎めなくて愛らしい美優が伝わると嬉しいです」とコメントを寄せた。監督はドラマ『消えた初恋』『こっち向いてよ向井くん』などで知られる草野翔吾、脚本は高橋泉が務める。
併せて公開された特報では、冒頭から主題歌「大きな玉ねぎの下で」のアカペラが響きわたり、優しく切ない歌声に包みこまれる。主題歌をカバーしているのはSNSで話題の女性アーティストとのことで、詳細は後日発表される。
そして映像では、丈流と美優がそれぞれノートを書いているカットからスタート。ふたりは昼はカフェ、夜はバーになるお店でそれぞれ働いているため、顔を合わせることはないが、連絡用のバイトノートで心を通わせ、顔も知らない相手に恋する物語が紡ぎ出されていく。終盤には2024年から1989年まで遡るシーンもあり、時代が交錯する展開を予感させる仕上がりとなっている。さらに神尾、桜田、草野監督、サンプラザ中野くん、パッパラー河合から手書きコメントが到着した。
また映画とはまったく別のストーリーで描かれる中村航による小説が8月22日(木) に発売されるほか、小学館の少女漫画誌・ベツコミでは、10月号(9月13日(金) 発売)から4カ月連続で小説のコミカライズ『大きな玉ねぎの下で』が掲載される。
映画『大きな玉ねぎの下で』特報映像
映画『大きな玉ねぎの下で』キャスト&スタッフとサンプラザ中野くん、パッパラー河合、中村航のコメント全文
■神尾楓珠
曲を知っていたので、映画の完成を想像しながら楽しく台本を読ませていただきました。ペンフレンドという言葉は、馴染みがなかったのですが、作品を通して手書きのやり取りだからこその温かみ、良さを改めて感じました。丈流は、就活生ならではの悩みや、美優や家族との関係性もすごく等身大なので、あまり作りすぎずに素で演じられたと思います。曲を知っている方も、知らない方も楽しめる映画なので、早くみなさんに観てもらいたいです。
■桜田ひより
お互い顔も知らない相手と、文字だけのやり取りで一喜一憂しながら進む物語が、私には新しくてワクワクしました。美優は、真っ直ぐな性格でありながら、あまのじゃくなところも持っています。なんだか憎めなくて愛らしい美優が伝わると嬉しいです。神尾さんはじめ、魅力的なキャストの方々、信頼できるスタッフのみなさんに恵まれて、素敵な作品になったと思います。どの世代でも楽しめる映画になっているので、期待して待っていてください。
■監督:草野翔吾
日本武道館に初めて行った14歳の時、親からこの曲を教わった思い出が、企画を伺った際に蘇りました。学生時代から尊敬している高橋泉さんの脚本を監督できる喜びと、神尾くん、桜田さんと再会した喜びを噛み締めながら、丈流と美優の等身大の悩み、等身大の恋を撮りました。この曲の世代の方もそうでない方も、主人公たちの世代の方もそうでない方も楽しんでもらえる作品になったので、ぜひ劇場でご覧ください!
■企画・宇田川寧
恋愛小説の名手・中村航氏と、脚本家・高橋泉氏のタッグで、幅広い世代に知られているラブソングをモチーフにした、恋愛小説と実写映画を同時進行する企画を立てました。モチーフとする楽曲は、偶然にも中村航氏とご縁のあったサンプラザ中野くん率いる爆風スランプに快諾いただき、名曲「大きな玉ねぎの下で」に決定しました。リアルタイムなコミュニケーションが当たり前になっている今だからからこそ現代人の心に響く、エモーショナルで美しい令和の恋愛映画になっております。この名曲が、どのようにスクリーンに映し出されるのか、是非映画・小説ともにお楽しみにしてください!
■サンプラザ中野くん
小説家・中村航さんありがとう。貴殿は爆風スランプの名誉ファン認定です。お陰様で39年前に書いた楽曲が映画になりました。コミックにも小説にもなります。武道館初公演の空席をこの歌で誤魔化そうと目論んだとき、39年後にこんな神展開があろうとは思ってもみませんでした。今とても幸せです。これからご覧になる皆様、間違いなく日本で一番泣ける恋愛映画です。お楽しみください。コミックも小説もよろしくお願いします。サンキュー♡
■パッパラー河合
39年間、演奏し続けている爆風スランプのバラード「大きな玉ねぎでの下で」が映画になったと聞いて「へぇ~大玉(曲名)が映画になったの?どんなのだろう?」と軽い気持ちで試写会に出かけたんですね。おったまげました。泣いてしまった自分に。友人からは「オマエは冷たいヤツだ」と言われてるんですよ。でも心が揺さぶられたんです、ホントに。自分達の楽曲に思い入れがあるから泣いてしまったのか、万人が泣いてしまう映画なのか。自分じゃよくわからないんですよね。その答えが知りたいです、観てやって下さい。よろしくお願いします。
■中村航
10代のころ、バンドを組んでカバーしていた爆風スランプ。何年か前にラジオ番組でサンプラザ中野くん(さん)に初めてお会いして、それから時代を超える名曲「大きな玉ねぎの下で」をモチーフにした小説を書きたいと思うようになり、ついに叶いました。とても嬉しい!!青春の忘れ物を取り戻したような気分です。澄んだ空に光る玉ねぎを思い浮かべながら、まっすぐな気持ちで書きました。ぜひ、読んでみてください!
<作品情報>
映画『大きな玉ねぎの下で』
2025年2月7日(金) 公開
公式サイト:
https://tamanegi-movie.jp/
(C)2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会
08/20 06:00
ぴあ