『大きな玉ねぎの下で』伊東蒼、窪塚愛流ら若手実力派俳優陣の出演決定! 特別映像解禁

映画『大きな玉ねぎの下で』追加キャスト

(C)2024 映画「⼤きな⽟ねぎの下で」製作委員会

 神尾楓珠と桜田ひよりがダブル主演する映画『大きな玉ねぎの下で』の追加キャストとして、伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海の出演が発表された。併せて、令和と平成の時代を超えてつづられる“ふたつの恋”を優しくも温かい歌声でエモーショナルに包み込む特別映像と、主演2人の“切ない横顔”を切り取ったオンライン限定すれ違いビジュアルも解禁となった。

 本作は、今年で結成40周年を迎えたロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした楽曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた作品。楽曲、映画のタイトルにもある「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠(ぎぼし)を指している。

 本作で描かれるのは、手紙やノートでのやりとりを通して、顔も知らない相手に恋をするラブストーリー。SNSで簡単につながれる時代に、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観はもちろん、令和と平成2つの恋が交錯することも本作の大きな見どころの1つだ。

 今回発表されたのは、1989年の平成初期を舞台に、手紙を通じて描かれる“もう一つの恋”を担うフレッシュな追加キャスト4名。

 秩父に住む高校生・池尻今日子役を演じるのは伊東蒼。病気を患い、つらい日々を送りながらも、当時ペンフレンドと呼ばれた文通相手に淡い思いを寄せる女子高生を好演する。本作について「好きな人が選んでくれた便箋と封筒、書いた文字、言葉や行間、どれも手紙ならではの宝物だと思います。この映画が私たちから、皆さんへの『お手紙』になってくれれば嬉しいです」とコメントを寄せた。

 三浦に住む高校生・虎太郎役には藤原大祐。親友・大樹に頼まれて手紙を代筆するうちに文通相手に恋してしまう男子高校生という役どころだ。藤原は「大樹を演じるのが愛流で本当に良かったです! 共演3回目の僕と愛流だからこその、虎太郎と大樹の関係性も築けたと思います」とメッセージを寄せた。

 そして、そんな虎太郎と同じ放送部に所属する府川大樹役を演じるのは窪塚愛流。親友・虎太郎を振り回す(?)快活でお調子者なキャラクターにふんしている。窪塚は「撮影の時は毎日、『大きな玉ねぎの下で』を聴いていました。みなさんもぜひ楽曲を聴いて、映画の世界観に入り込んでから、映画を楽しんでみて欲しいです」と楽曲モチーフの映画ならではの楽しみ方をコメントした。

 今日子の親友・谷崎明日香役には瀧七海。明日香を時には優しく、時には力強く支える親友を好演している。本作への出演について、瀧は「実は、今回80年代のヤンキー少女を演じるために昔のヤンキー作品を観て研究しました。人情味溢れる明日香を演じるのはすごく良い時間でしたし、親友役の伊東さんとは監督に息がぴったりだと言われるぐらい空気感が合っているかと思います」とコメントした。

 特別映像には、令和と平成、2つの時代で描かれる淡く切ない恋模様が切り取られている。冒頭では、1989年を舞台に、顔も知らないペンフレンドに、大切な思いを1文字1文字に込めながら言葉をつづる今日子と虎太郎の様子が描かれている。

 スマートフォンもなければSNSもない時代に“手紙”で距離を縮めていく2人。住んでいる場所の違いや今日子の病気など、さまざまな困難が立ちはだかり…。そして、舞台は2024年に移り、同じ場所でバイトしながらもシフトの違いで会ったことのない丈流と美優の姿が映し出される。2人をつなぐのは業務連絡用の“バイトノート”のみ。“いつか会ってみたい”と思いながら、言葉のやりとりを交わしていくうちに引かれ合うものの、あと一歩が踏み出せず…。

 名曲「大きな玉ねぎの下で」が紡ぐ、まだ顔も知らない相手に恋する2つの物語。果たして、すれ違う2組の男女は武道館の下で出会うことができるのか? 言葉では表現しきれない、彼らの“伝えたい思い”に優しくも温かな歌声が寄り添う、エモーショナルな映像に仕上がった。

 今回解禁となったビジュアルでは、先日解禁されたティザービジュアルとは打って変わって、夕日に染まる海辺を背景に背を向け合う丈流と美優の姿が切り取られている。さらに、「恋にスランプはつきもの」というコピーも。バイト先のノートを通じて言葉を交わし始めたことから、お互いの顔も知らぬまま次第に心引かれていく2人。しかし、どこか切ない表情を浮かべるその横顔は、すれ違いや一筋縄ではいかない展開を予感させる。

 映画『大きな玉ねぎの下で』は、2025年2月7日より全国公開。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■伊東蒼

私も大切な人に気持ちを伝えたいときに手紙を書くので、この作品に出演できることを嬉しく思います。撮影前から役に合わせて、昭和の作品をみたり、今日子が恋する気持ちに近づけるように藤原さんの曲を聴いたりしていました。現場では、瀧さんが人見知りしがちな私に沢山話しかけてくれて楽しかったです。好きな人が選んでくれた便箋と封筒、書いた文字、言葉や行間、どれも手紙でしか得られない宝物だと思います。この映画が私たちから、皆さんへの「お手紙」になってくれれば嬉しいです。

■藤原大祐

台本を読んだ時、まるで小説を読んでいるような、5分の楽曲に込められたストーリーをより深く味わえた気分になりました。僕自身、手紙がすごく好きなので、虎太郎は自分に重なる部分が多くなじみやすかったです。それに、大樹を演じるのが愛流で本当に良かったです! 共演3回目の僕と愛流だからこその、虎太郎と大樹の関係性も築けたと思います。色んなことが便利になって、つい楽な道を探してしまう現代だからこそ、忘れかけていた大切なことに気づかせてくれる作品です。どこか懐かしさを感じる、人間の温かみに溢れたこの映画をぜひ劇場でご覧ください。

■窪塚愛流

台本を読んで「文通」の魅力を改めて認識し、今より少し不便だった80年代が逆に羨ましくなり、憧れを抱きました。その時代の回想シーンなので、動きや台詞の言い回しなど工夫を混ぜて演技しています。そして、親友役が大祐と聞いたときは、嬉しくてガッツポーズしてしまいました。大祐の唐突に仕掛けてくる芝居が大好きです。撮影の時は毎日、「大きな玉ねぎの下で」を聴いていました。みなさんもぜひ楽曲を聴いて、映画の世界観に入り込んでから、映画を楽しんでみて欲しいです。

■瀧七海

爆風スランプさんの名曲「大きな玉ねぎの下で」は、家族がいつも歌う慣れ親しんだ曲でしたので出演が決まった時は胸が熱くなりました! 実は、今回80年代のヤンキー少女を演じるために昔のヤンキー作品を観て研究しました。人情味溢れる明日香を演じるのはすごく良い時間でしたし、親友役の伊東さんとは監督に息がぴったりだと言われるぐらい空気感が合っているかと思います。多くの方に愛されている楽曲が、この作品を通して世代を超えさらにたくさんの人に届きますように。

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