韓国発の衝撃作ミュージカル『ワイルド・グレイ』日本初演が決定 演出・上演台本は根本宗子
ミュージカル『ワイルド・グレイ』が、2025年1月8日(水) から26日(日) に東京・新国立劇場 小劇場で上演される。
『ワイルド・グレイ』は、3人の俳優とピアノ、チェロ、バイオリンの旋律で描かれる、韓国発の衝撃作。日本初演となる今回はチーム固定のWキャスト制で、福士誠治、立石俊樹、後藤大/平間壮一、廣瀬友祐、福山康平の6名が出演する。
また演出・上演台本を手がける根本宗子のコメントが到着した。本作は東京公演を上演後、ツアー公演として2025年2月14日(金) から16日(日) に大阪・森ノ宮ピロティホール、2月22日(土) に群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアターで上演されるほか、愛知公演も予定されている。
■演出・上演台本:根本宗子 コメント
オリジナルのミュージカルを作りたい。
そう思い、ミュージカルについて深く学び始めたのは今から約6年ほど前のことでした。
それを現実にするまでの道のりはきっとずっと長く、未だ自分でも知らぬ劇作家としての未来がたくさん待っていると思っています。
と同時にオリジナルのミュージカルにチャレンジするためにはどこかのタイミングでミュージカルの演出にも何度かトライする必要があると心のどこかでわかっていました。
実はこれまでいくつかの作品のミュージカル演出に様々なタイミングでお声かけをいただいてきたのですが、自分の気持ちと作品とタイミングが合わさらず、これと思う作品に巡り逢うまで待とうと思っていました。自分の中で劇作と演出がどうしてもこれまではセットだったので、別の作家の方が書いたセリフを自分の言葉として演出できるくらいの想いが自分の中に持てる作品に出会わないとやってはいけないと思ってきました。
演出家という仕事も2025年で16年目。
新たなチャレンジをするのに相応しい頃だなと感じていたところに、『ワイルド・グレイ』のお話をいただきました。
まさか男性キャスト3人のみの演目が自分の元へやってくるとは夢にも思っていなかったのですが、いただいた台本を読んで「創作と孤独」の物語だと感じ、夢中で台本を読み進めました。さらに楽曲もとてもよく出来ていてこの作品が韓国でヒットした理由がよくわかりました。さらに、今回日本での上演にあたり、翻訳、演出は日本版として新たに創り上げることができるというお話を聞き、これはとても挑戦してみたいと強く感じ、2カ月ほどよく考えて「やります。」とお返事をしました。
余談ですが調べていると、わたしオスカー・ワイルドと同じ誕生日ということがわかりました。なんだか強い縁を感じています。
ダブルキャスト、2組とも全く印象が異なる仕上がりになると思います。
キャスト、ミュージシャン、スタッフと丁寧な日本初演版を作っていきます。
ご期待ください。
【ストーリー】
慣習と規範に縛られた19世紀末、ロンドン。
文学界の異端児オスカー・ワイルド(立石俊樹/廣瀬友祐)は小説『ドリアン・グレイの肖像』を連載するが、美と若さのために魂を売り渡す青年ドリアン・グレイの物語は、時代に合わない破格的なテーマと内容で英国社会に衝撃を与える。議論と批判は収まらず、結局主人公のドリアンが死を迎えるという望まない結末で小説を出版する。そんなワイルドを支え続けるのは、友人であり支持者であるロバート・ロス(福士誠治/平間壮一)だった。ふたりが望んでいた自由が芸術の中でさえ挫折したその時、ドリアン・グレイにそっくりな青年アルフレッド・ダグラス(後藤大/福山康平)が現れる――。
<公演情報>
ミュージカル『ワイルド・グレイ』
脚本:イ・ジヒョン
音楽:イ・ボムジェ
翻訳:石川樹里
演出・上演台本:根本宗子
【キャスト】
福士誠治(ロバート・ロス)×立石俊樹(オスカー・ワイルド)×後藤大(アルフレッド・ダグラス)
平間壮一(ロバート・ロス)×廣瀬友祐(オスカー・ワイルド)×福山康平(アルフレッド・ダグラス)
【東京公演】
日程:2025年1月8日(水)~1月26日(日)
会場:新国立劇場 小劇場
【大阪公演】
日程:2025年2月14日(金)~16日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール
【高崎公演】
日程:2025年2月22日(土)
会場:高崎芸術劇場 スタジオシアター
※愛知公演あり
08/13 18:30
ぴあ