『フォールガイ』ジェームズ・ボンドのギネス記録を塗り替える瞬間を収めた特別映像公開
8月16日(金) に公開される映画『フォールガイ』より、新たな特別映像が公開された。
本作は、ハリウッドで自身もスタントマンとして活躍していたデヴィッド・リーチ監督による、あらゆるスタント技術を詰め込んだリアリティ溢れるアクション映画。一線を退いていたスタントマンが、元カノの頼みで失踪した俳優を探すうちに事件に巻き込まれてしまう。スタントマンとして超一流の能力を持ちながら、元カノにはめっぽう弱い主人公コルト・シーバース役にライアン・ゴズリング、元カノ役にエミリー・ブラント、失踪した俳優役をアーロン・テイラー=ジョンソンが演じる。
公開されたのは、緻密な計画のもとに実現したギネス記録更新の瞬間を捉えた特別映像。今回ギネス記録に認定されたスタントは、“キャノンロール”というカースタント。車内に設置されたキャノン砲を走行中に発射することにより、その発射時の力を使って車を横転させるという大変危険なスタントだ。
主演のゴズリングは「キャノンロールを撮影した日は最も感動的な日だった。人生で最も緊張したかもしれない」と撮影を回顧。「アクション!」という掛け声とともに、複数の車両が猛スピードで海岸を爆走。砂煙を巻き上げて車が最高スピードに達した時、タイミングを合わせてキャノン砲のスイッチが押されると、大きな爆発と共に車が吹っ飛んでいく。激しく横転する車は、回転を続け見事8回転半を記録。これまでのギネス世界記録は、2006年公開の『007/カジノ・ロワイヤル』で撮影された7回転で、本作のキャノンロールはその記録を1回転半も大きく上回った。
一瞬の静寂の後、車から無事を表す“サムズアップ”が出た瞬間、リーチ監督やスタッフらは一斉に歓声を上げる。その時の興奮をエミリー・ブラントは「歓声が沸き起こった。とてもワクワクした」と振り返る。このキャノンロールを成功させたのは、本作でゴズリングの運転シーンでスタントダブルを務めたローガン・ホラデイ。彼自身は「回数まではわからなかったが、いい感触はあった。やり遂げたと思った」とその成功を誇らしげに話す。
映像の中でもゴズリングが「成功させるには多くのことが上手くいき、完璧でなければならない」と語るように、スタントチームには緻密な計画と調整が求められた。この超危険なスタントの実現のためにチームは時速130kmの猛スピードで走行しながらキャノン砲を発射するのに適した車としてジープのグランドチェロキーを採用。そしてスタントに必要なスピードを出せるようにビーチの砂をできるだけ堅くするなど、実現へ向けて最高の環境を用意した。
スタントチームのアクションへの情熱によってギネス世界記録を達成したホラデイは、今作のオファーを受けたときのことを「世界のどこで撮影することになろうと絶対に関わりたいと思ったんだ」と振り返り、彼らへの厚い信頼を明かしている。本作には、そんな完璧な仕事を果たしたスタントチームによるアクションシーンが満載となっている。
『フォールガイ』特別映像【WorldRecordStunt】
<作品情報>
『フォールガイ』
8月16日(金) 全国公開
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07/31 12:00
ぴあ