ウィーン尽くしの一夜を堪能 PMFオーケストラ 東京公演
20世紀を代表する指揮者・作曲家・教育者、レナード・バーンスタインの提唱によって誕生した、パシフィックミュージックフェスティバル札幌(PMF)は、毎年夏に日本の札幌を舞台に開催される国際教育型音楽祭だ。
そのスタートは1990年。初開催から34年に及ぶ長い歴史の中で育まれたものは、78の国と地域から、のべ3800人以上の優秀な音楽家を輩出してきたこと。その多くが、世界各国のオーケストラ・メンバーやソリスト、指導者となって活躍している実績こそが、PMF最大の成果と言えそうです。
2024年は、オーストリアの名匠、マンフレート・ホーネックが首席指揮者に就任。厳しいオーディションによって選ばれた、世界25の国と地域の若手音楽家85人によって構成されるPMFオーケストラを指導したその成果やいかに。濃密な夏を過ごして成長した若者たちの最後の晴れ姿が東京で披露されることに注目したい。
プログラムはモーツァルトの「ピアノ協奏曲第22番」と、マーラーの「交響曲第5番」というウィーンゆかりの名曲が選ばれたことは嬉しい限り。しかもソリストが、ウィーンの名ピアニスト、ティル・フェルナーであることが喜ばしい。まさにウィーン尽くしの一夜が楽しめること間違いなし。
PMFオーケストラ 東京公演
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2450992
7月30日(火) 19:00開演
サントリーホール
マンフレート・ホーネック(指揮)
ティル・フェルナー(ピアノ)*
PMFオーケストラ
演奏曲目
◆モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K. 482*
(演奏時間:約30分)
Allegro
Andante
Allegro
≪休憩≫
◆マーラー:
交響曲 第5番 嬰ハ短調
(演奏時間:約75分)
Trauermarsch
Stürmisch bewegt. Mit grösster Vehemenz
Scherzo
Adagietto
Rondo-Finale
≪演奏時間:休憩あり・約2時間半≫
07/22 12:00
ぴあ