ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…』新演出版、来日公演が本日開幕

ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画が、ディズニー作品にはなくてはならない巨匠・アラン・メンケンの音楽によってミュージカル化された『天使にラブ・ソングを…』の3度目となる来日公演が、本日7月3日(水)に東京・東急シアターオーブで開幕する。ひょんなことからマフィアに命を狙われる身となったクラブ歌手のデロリスが、身を寄せた先の修道院でヘタ過ぎる聖歌隊の指導を任され、初めは反目し合っていたシスターたちと絆を深めていく――というストーリーは原作映画のままに、メンケンがディスコサウンドを取り入れて書き下ろした音楽が全編を彩る痛快エンターテインメント作品だ。

★ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト )』スポット映像

ゴールドバーグ自身がプロデューサーのひとりとなって作り上げたミュージカル版は、アメリカの地方都市でのトライアウト公演を経て、2009年にウエストエンドで開幕。その後、新たにジェリー・ザックスが演出を、ダグラス・カーター・ビーンが脚本改訂を手掛けたバージョンが、2011年のブロードウェイで初演されヒットを記録した。過去2回の来日公演(2015、17)は、このジェリー・ザックス演出版。どちらも大盛況となったほか、日本では山田和也演出、森公美子と瀬奈じゅん(2014)、森と蘭寿とむ(2016)、森と朝夏まなと(2019、22、23)主演による日本語版も、Wキャストの妙も手伝い毎度話題を呼んでいる。

今回来日するのは、2023年に韓国で誕生した、米韓のキャストが英語で演じる新バージョン。日本とミュージカルを輸出入し合う関係にある韓国のEMKが製作し、近年そのEMKで次々とヒット作を生み出しているほか、日本で『マリー・アントワネット』を演出した経験もあるロバート・ヨハンソンが演出を手掛けている。コミカルで心温まるストーリー、《レイズ・ユア・ヴォイス》をはじめとする胸弾むメンケン・チューンの数々、思わず一緒に歌い踊り出したくなるエンディング……。名作ミュージカルの色褪せぬ魅力を、豪華にグレードアップしたと評判の新演出版で改めて堪能したい。

文:熊田音子

<公演情報>
ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』

オリジナルプロデュース:ウーピー・ゴールドバーグ
作曲:アラン・メンケン
演出:ロバート・ヨハンソン
出演:来日カンパニー

【東京公演】
2024年7月3日(水)~7月21日(日)
会場:東急シアターオーブ

【大阪公演】
2024年7月24日(水)~7月28日(日)
会場:会場:オリックス劇場

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/24-sisteract/

公式サイト:
https://theatre-orb.com/lineup/24_sisteract/

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