富田靖子×松下洸平が親子を演じる『母と暮せば』沖縄での上演が決定

こまつ座第150回公演『母と暮せば』の沖縄公演が、8月3日(土)・4日(日) にシャボン玉石けん くくる糸満で上演されることが決定した。

本作は、井上ひさしが生涯を掛けて書かなければいけない題材として挙げていた「ヒロシマ」「オキナワ」「ナガサキ」の「戦後“命”の三部作」のひとつで、「ヒロシマ」が舞台の『父と暮せば』と対となる作品。井上の遺志を継いだ山田洋次監督により映画化され、数多くの賞を受賞。2018年には、山田監督自らが監修を務め、栗山民也演出で舞台版が上演された。

今回は初演に引き続き栗山が演出を手がけ、母・伸子役を富田靖子、息子・浩二役を松下洸平が演じる。なお7月25日(木) から28日(日) には大阪・SkyシアターMBS、8月18日(日) から8月31日(土) には東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAでも上演される。

<あらすじ>
1948年(昭和23年)8月9日、長崎の山の斜面にへばりつくように建てられた一軒家。十字架と遺影が飾られた小さな部屋で、母・伸子は卓袱台を出して配膳をしていた。原爆から以後3年間、長崎医科大学に行ったまま行方不明となってしまった息子・浩二が帰ってくることを諦めつつも祈り、助産婦を続けていた。伸子がいざ食べようとした時、不意に誰かの気配に気づく。
「だれか、おると?」「僕だよ」
そこには、死んだはずの浩二がいた。驚きながらも喜び涙する伸子、自分はもう死んでいることを告げながらも昔のように笑い話を繰り広げるひととき。
「母さん、ずうっと笑ってなかったとやろ? 母さんが笑うと僕も幸せになるとよ」
しかし、話題は原爆が落とされた日……そして伸子の3年間へと移っていく……。

<公演情報>
こまつ座第150回公演『母と暮せば』

作:畑澤聖悟
演出:栗山民也
出演:富田靖子、松下洸平

【大阪公演】
日程:2024年7月25日(木)~28日(日)
会場:SkyシアターMBS

【沖縄公演】
日程:2024年8月3日(土)・4日(日)
会場:シャボン玉石けん くくる糸満

【東京公演】
日程:2024年8月18日(日)~8月31日(土)
会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

公式サイト:
http://www.komatsuza.co.jp/program/index.html#468

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