兒玉遥、新人役でデビュー当時を回顧「その頃は…」 女優業やグラビアのやりがいも語る
●女優の楽しさを感じられるようになり「続けてきてよかった」
アイドルグループ・HKT48の元メンバーで女優として活動している兒玉遥。現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』で警察官・川合紗香役を演じたことも話題となったが、11月22日よりWEBで公開されたショートドラマシリーズ『シゴトはもっと楽しめる』の第2弾『ワンチーム、ワンホーム』では、建設業界で働く新人役を演じている。兒玉にインタビューし、本作出演の感想や今の仕事に対する思いを聞いた。
アシックスジャパン制作の『シゴトはもっと楽しめる』は、働くすべての人を応援するショートドラマシリーズ。今回は建設業を舞台に、人と人とのつながりが良い仕事(=家づくり)につながるというメッセージを届ける。中村獅童がベテランの坂井、兒玉遥が新人の内藤、砂川脩弥が新人の陣内を演じた。
――さまざまな作品に出演し、経験を重ねられていますが、女優業のやりがいをどのように感じていますか?
今回のショートドラマで初めて縦型動画に挑戦したんですけど、この職業をやっていると時代の流れやトレンドを知ることができて楽しいなと思います。「今は縦でドラマを見る時代になんだ!」と。もちろん昔からある映画や舞台も楽しいですし、それぞれの良さをちゃんと理解できる役者さんでいたいなと思います。
――もともとはアイドルとして活動されていたわけですが、女優として活動していきたいと思うようになったのはいつ頃でしょうか?
最近です。アイドルから女優に転身した時も、芝居ができると自信があって転身したわけではなく、アイドルじゃなかったら何しようかなぐらいの気持ちだったんです。そこから実際にお芝居をやってみて、人よりできるという感覚もないし、どうしようと思いながらやっていたんですけど、自分なりに試行錯誤して続けていったら徐々に楽しくなってきたという感じです。最初はきつかったですが、続けてきてよかったなと思います。
――どういう時に楽しさを感じますか?
演じている瞬間も楽しいですし、作品が公開されて皆さんの反応を見るのがすごく楽しいです。
――ショートドラマ『ワンチーム、ワンホーム』の撮影はいかがでしたか?
縦型動画が初めてだったのですごく新鮮でしたし、学びもたくさんありました。そして、中村獅童さんという、幼い頃からテレビで見ていた方と共演することができ、いい機会をいただけて幸せでした。
――どんな学びがあったのか具体的に教えてください。
縦型だと画角が狭く、ここまで映っているだろうなという範囲がいつもと違ったので、縦型ならではの撮影を学ぶことができました。また、短い作品なので、わかりやすいお芝居をしたほうがいいのかなとか、そういうことも考えて演じ、新しい挑戦になりました。
――中村獅童さんとの共演で学んだことや刺激を受けたことはありますか?
一緒にお芝居できただけでうれしかったです。最初はドキドキしていたんですけど、撮影が始まると笑いの絶えない和気あいあいとした現場ですごく楽しかったです。
――獅童さんとはどんな話をされましたか?
撮影の合間に福岡のお話ができたことがすごくうれしかったです。獅童さんは福岡がお好きらしくて、「食べ物がおいしいよね」といったお話をしました。
――新人の内藤さん役を演じられましたが、演じる際にどんなことを心がけたか教えてください。
内藤は仕事が始まって1日で辞めてしまうような打たれ弱い子ですが、頑張りたい気持ちが強すぎるあまり、うまくいかない時にすぐ落ち込んでしまう不器用な子なのかなと思い、そういうところを意識して演じました。
――役とご自身の共通点はありますか?
私は14歳の時にオーディションに受かって芸能界に入ったんですけど、その頃は仕事場に大人ばかりですごく緊張していて、当時と似たような感じかなと思いながら演じました。
●朝ドラの反響に喜び「両親やおばあちゃんも喜んでくれた」
――仕事がテーマの作品ですが、兒玉さんの今のお仕事に対する思いをお聞かせください。
今回のドラマの中に「いい家を作りたいという思いはみんな一緒なんだ」というセリフがありますが、私たちも作品を撮る時は、現場にいるみんなが「いい作品にしたい」と思って撮っていて、そこは同じだなと思いました。力量が足りなくて不安な気持ちは今でもありますが、作品はチームで作っているので、助け合って作るという気持ちが大事なのかなと。そう思うことで不安や緊張がちょっと軽減されてきた気がします。
――いつ頃からチーム感を意識するように?
だいぶ大人になってから、20代後半になってからです。グループ時代は、1人で頑張っているわけではないですが、自分の力不足感をずっと感じていて。でも、いろいろな現場を経験する中で、実力以上の結果は出せないんだという一種の諦めが芽生えて、一生懸命やってできないと悔しいけど、あまり気にしないようになりました。これが私の100%だから仕方ないという気持ちです。
――そういう風に気持ちを切り替えられたのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
毎回プレッシャーを感じていると、好きな仕事も続けられないなと思ったので。みんなで作っているんだと思うようになってから心が楽になりました。
――今年は『おむすび』への出演も話題に。朝ドラ初出演となりましたが、いかがでしたか?
すごく反響があり、両親が喜んでくれたこともうれしかったです。全国放送なので、九州にいるおばあちゃんにも見てもらえて、喜んでくれました。
――また朝ドラに出てみたいという思いもありますか?
出たいです。朝ドラもそうですし、大河ドラマも夢なので、出られるように頑張りたいです。
――アイドル時代の経験が今も役立っているなと感じることはありますか?
私たちはミュージックビデオ撮影などで、その日に振り入れして、歌詞もその日に覚えるということをずっとやっていたので、臨機応変力、対応力が培われたと思います。今回の撮影でも感じましたが、言われたことにすぐ対応できたり、覚えたりすることがすごく得意です。
――最近はグラビアでも活躍され、美ボディを披露されていますが、グラビアのやりがいはどのように感じていますか?
プロのカメラマンさんに撮ってもらうというのがすごく大きくて、今の自分を残すことができて記念になるなと思うんです。何年か経って思い返した時にどんな気持ちになるんだろうなって。私にとっては、プロのカメラマンにアルバムを撮っていただいているという感覚なので、「ありがとうございます!」という気持ちです(笑)
■兒玉遥
1996年9月19日生まれ、福岡県出身。2011年にHKT48の第1期生オーディションに合格し、同グループのメンバーとして活動を開始。何度もセンターポジションを務めるなど中心メンバーとして活躍する。2019年に同グループ卒業後、本格的に女優活動を開始。2024年度後期のNHK連続テレビ小説『おむすび』で朝ドラ初出演を果たした。
アイドルグループ・HKT48の元メンバーで女優として活動している兒玉遥。現在放送中のNHK連続テレビ小説『おむすび』で警察官・川合紗香役を演じたことも話題となったが、11月22日よりWEBで公開されたショートドラマシリーズ『シゴトはもっと楽しめる』の第2弾『ワンチーム、ワンホーム』では、建設業界で働く新人役を演じている。兒玉にインタビューし、本作出演の感想や今の仕事に対する思いを聞いた。
アシックスジャパン制作の『シゴトはもっと楽しめる』は、働くすべての人を応援するショートドラマシリーズ。今回は建設業を舞台に、人と人とのつながりが良い仕事(=家づくり)につながるというメッセージを届ける。中村獅童がベテランの坂井、兒玉遥が新人の内藤、砂川脩弥が新人の陣内を演じた。
――さまざまな作品に出演し、経験を重ねられていますが、女優業のやりがいをどのように感じていますか?
今回のショートドラマで初めて縦型動画に挑戦したんですけど、この職業をやっていると時代の流れやトレンドを知ることができて楽しいなと思います。「今は縦でドラマを見る時代になんだ!」と。もちろん昔からある映画や舞台も楽しいですし、それぞれの良さをちゃんと理解できる役者さんでいたいなと思います。
――もともとはアイドルとして活動されていたわけですが、女優として活動していきたいと思うようになったのはいつ頃でしょうか?
最近です。アイドルから女優に転身した時も、芝居ができると自信があって転身したわけではなく、アイドルじゃなかったら何しようかなぐらいの気持ちだったんです。そこから実際にお芝居をやってみて、人よりできるという感覚もないし、どうしようと思いながらやっていたんですけど、自分なりに試行錯誤して続けていったら徐々に楽しくなってきたという感じです。最初はきつかったですが、続けてきてよかったなと思います。
――どういう時に楽しさを感じますか?
演じている瞬間も楽しいですし、作品が公開されて皆さんの反応を見るのがすごく楽しいです。
――ショートドラマ『ワンチーム、ワンホーム』の撮影はいかがでしたか?
縦型動画が初めてだったのですごく新鮮でしたし、学びもたくさんありました。そして、中村獅童さんという、幼い頃からテレビで見ていた方と共演することができ、いい機会をいただけて幸せでした。
――どんな学びがあったのか具体的に教えてください。
縦型だと画角が狭く、ここまで映っているだろうなという範囲がいつもと違ったので、縦型ならではの撮影を学ぶことができました。また、短い作品なので、わかりやすいお芝居をしたほうがいいのかなとか、そういうことも考えて演じ、新しい挑戦になりました。
――中村獅童さんとの共演で学んだことや刺激を受けたことはありますか?
一緒にお芝居できただけでうれしかったです。最初はドキドキしていたんですけど、撮影が始まると笑いの絶えない和気あいあいとした現場ですごく楽しかったです。
――獅童さんとはどんな話をされましたか?
撮影の合間に福岡のお話ができたことがすごくうれしかったです。獅童さんは福岡がお好きらしくて、「食べ物がおいしいよね」といったお話をしました。
――新人の内藤さん役を演じられましたが、演じる際にどんなことを心がけたか教えてください。
内藤は仕事が始まって1日で辞めてしまうような打たれ弱い子ですが、頑張りたい気持ちが強すぎるあまり、うまくいかない時にすぐ落ち込んでしまう不器用な子なのかなと思い、そういうところを意識して演じました。
――役とご自身の共通点はありますか?
私は14歳の時にオーディションに受かって芸能界に入ったんですけど、その頃は仕事場に大人ばかりですごく緊張していて、当時と似たような感じかなと思いながら演じました。
●朝ドラの反響に喜び「両親やおばあちゃんも喜んでくれた」
――仕事がテーマの作品ですが、兒玉さんの今のお仕事に対する思いをお聞かせください。
今回のドラマの中に「いい家を作りたいという思いはみんな一緒なんだ」というセリフがありますが、私たちも作品を撮る時は、現場にいるみんなが「いい作品にしたい」と思って撮っていて、そこは同じだなと思いました。力量が足りなくて不安な気持ちは今でもありますが、作品はチームで作っているので、助け合って作るという気持ちが大事なのかなと。そう思うことで不安や緊張がちょっと軽減されてきた気がします。
――いつ頃からチーム感を意識するように?
だいぶ大人になってから、20代後半になってからです。グループ時代は、1人で頑張っているわけではないですが、自分の力不足感をずっと感じていて。でも、いろいろな現場を経験する中で、実力以上の結果は出せないんだという一種の諦めが芽生えて、一生懸命やってできないと悔しいけど、あまり気にしないようになりました。これが私の100%だから仕方ないという気持ちです。
――そういう風に気持ちを切り替えられたのは、何かきっかけがあったのでしょうか。
毎回プレッシャーを感じていると、好きな仕事も続けられないなと思ったので。みんなで作っているんだと思うようになってから心が楽になりました。
――今年は『おむすび』への出演も話題に。朝ドラ初出演となりましたが、いかがでしたか?
すごく反響があり、両親が喜んでくれたこともうれしかったです。全国放送なので、九州にいるおばあちゃんにも見てもらえて、喜んでくれました。
――また朝ドラに出てみたいという思いもありますか?
出たいです。朝ドラもそうですし、大河ドラマも夢なので、出られるように頑張りたいです。
――アイドル時代の経験が今も役立っているなと感じることはありますか?
私たちはミュージックビデオ撮影などで、その日に振り入れして、歌詞もその日に覚えるということをずっとやっていたので、臨機応変力、対応力が培われたと思います。今回の撮影でも感じましたが、言われたことにすぐ対応できたり、覚えたりすることがすごく得意です。
――最近はグラビアでも活躍され、美ボディを披露されていますが、グラビアのやりがいはどのように感じていますか?
プロのカメラマンさんに撮ってもらうというのがすごく大きくて、今の自分を残すことができて記念になるなと思うんです。何年か経って思い返した時にどんな気持ちになるんだろうなって。私にとっては、プロのカメラマンにアルバムを撮っていただいているという感覚なので、「ありがとうございます!」という気持ちです(笑)
■兒玉遥
1996年9月19日生まれ、福岡県出身。2011年にHKT48の第1期生オーディションに合格し、同グループのメンバーとして活動を開始。何度もセンターポジションを務めるなど中心メンバーとして活躍する。2019年に同グループ卒業後、本格的に女優活動を開始。2024年度後期のNHK連続テレビ小説『おむすび』で朝ドラ初出演を果たした。
11/23 17:00
マイナビニュース