中町綾、モットーは「明るく楽しく」 CanCamモデル就任後の変化や飲食店挑戦も語る

●CanCamモデル就任は「今年のお仕事の中で一番大きかったこと」
YouTubeチャンネル「中町綾チャンネル」「中町兄妹」で人気のYouTuberで、SNSの総フォロワー500万人超を誇る中町綾。モデルとしても活躍し、『CanCam』10月号から同誌の専属モデルに。ますます注目を集める中町にインタビューし、マルチな活動に対する思いやチャレンジ精神に迫った。

9月7日に開催された「第39回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)でランウェイを歩いた中町。「今回のTGCもすごい大盛り上がりでした。歓声もすごかったし、うちわを持った人もたくさんいてくれたので、歩きながらワクワクしたし、とても楽しかったです。私は何よりもファンの子からの声を聞けることが一番うれしくて、いつもと違った私になれたことをみんなが褒めてくれるので、それがやりがいにつながります」と語る。

『CanCam』の専属モデルに抜擢されたことについては「今年のお仕事の中で一番大きかったことでした。今まで経験したことがない新たな界隈というか、私の知らない世界に入れたので。何もわからずゼロからのスタートで、緊張感もありましたが、ワクワク感のほうが勝っていました。また新たに自分に“喝”が入る出来事でもありました」と気合十分に臨んだ様子。

とはいえ専属モデルに決定した当時は不安もあったと明かす。

「プレッシャーというよりも、CanCamモデルの方やファンの方はもちろん、CanCam読者のみなさんが、ちゃんと私を受け止めてくれるかなとか、自分が浮かないように、ちゃんとCanCamに染まれるかなという不安はありました。でも、メイクや髪型もすべてCanCamぽく、かわいく仕上げてくださるので、その仕上がりを見て安心しましたし、 これからも頑張ろうという気持ちになれました」

やってみての感想は「まだたくさん撮影をやったわけじゃないので、少しずつ慣れていく感じですが、スタッフさんやCanCamモデルの方もすごく優しくて、温かく受け入れてくれたので、とてもやりやすい現場だなという印象です。また、自分が普段は着ないような洋服をたくさん着れることもすごく楽しいです」と笑顔を見せる。

CanCamモデルになったことで、新たな発見も多かったそうだ。

「これまでの私は、大人っぽいOLコーデなどをやったことがなく、自分に似合うかどうかもわからなかったのですが、こういう服もけっこう似合うなとか、こういう色味もかわいいなとか、いろんな気づきがありました。私服もちょっと大人っぽく寄せてみたりして、最近は徐々に自分のマインド的にも洋服の好みが大人になってきたかなと感じています」

もともと、物事をポジティブに捉えるタイプだという中町のモットーは「明るく楽しく」だ。

「ちょっとバカっぽいのですが、 自分が新しく始めることは、自分自身がやりたい、楽しそうだと思えることじゃないとダメかなと。今やっている仕事も全部、楽しいから続けられているので、“楽しい”をずっと心の中に入れてお仕事をするようにしています」

●YouTuber同士の交流に喜び とうあは「お互いを高め合える存在」
CanCamモデルとして新たな一歩を踏み出した一方で、「中町綾チャンネル」「中町兄妹」のYouTubeチャンネルは、これまでのスタンスと変わりないスタイルで続けている。

「いろんな新しいことを始めるにつれて、ファンの子たちが『なんか遠くなってしまう感じで寂しい』といった声をいただくことがあって。私の中では、YouTubeまできれい系にしたりしてスタイルを変えてしまうと遠い存在になったと思われてしまうかなと思うので、YouTubeはこれまでどおりの更新頻度で、着飾らず、すっぴんでしゃべっているようないつも通りのスタイルで続けていきたいなと思っています」

いわばYouTubeは中町にとって「ホーム、帰ってくる場所」だと言い「YouTubeは自分にとっての軸なので、そこを頑張りつつ、雑誌や他のお仕事でまた違う顔を見せられるようにしていきたいです」と自身の拠り所となっているようだ。

YouTubeをやってみて良かったと思う点について聞くと「いろんな方が私のことを知ってくれたことが大きいですし、YouTuberの友達がたくさんできたことが非常に大きかったです。大人になってからの友達ってなかなかできなかったけど、YouTubeを通して一緒に旅行へ行ける友達や、わいわい楽しく飲んだりバーベキューをしたりできる友達ができたことは本当に良かったと思っています」とかけがえのない出会いにつながったことを心から喜ぶ。

「ファッションの好み、趣味など、全部が合うような人ってなかなか現れないと思いますが、そういう友人がたくさんできました。私は海外旅行に行くのが趣味ですが、一緒に行ってくれて、さらにその子と行った動画がバズったこともうれしかったです。自分にとってもいい転機にもなり、その後のお仕事にもつながったので」とも話した。

そんな風に、中町はYouTuberたちとのコミュニケーションを公私ともども大切にしているようだ。

「YouTuberたちはみんなが本当に仲良しで、プライベートでも遊ぶことが多いです。同期や同い年くらいの子たちも明るい子が多いし、先輩方も優しいです。ここまで気が合う子たちばかりが揃うことも珍しいなと感じているくらいで、みんな優しいし、大好きです」

友人の1人であるYouTuberのとうあとは「親友でお互いを高め合える存在です。とうあが頑張っていると、私も頑張ろうと思えます。TGC前には一緒にダイエットを頑張ろうと話して、ご飯をちょっと少なめにしたり、一緒にサウナへ行ったりしました」とよい関係性を築いている。

●HIKAKINをリスペクト アサイーショップのやりがいも語る
大いに刺激を受けたという先輩YouTuberについて聞くと、HIKAKINの名前を挙げ「HIKAKINさんは原点にして頂点だと思います」と心からリスペクトする。

「私からするとHIKAKINさんは芸能人ですが、やはりYouTuberを始めてみないと、そのすごさはわからないと思いました。YouTubeをこんな長く続けられていること自体もすごいのですが、新たに始めたものも全部成功されていて、本当に“キング”ですし、毎回尊敬します。過去に1、2回お会いさせてしましたが、優しいし、とても話しやすくて、人柄の良さも含めてすごいなと思います」

年末に向けては、また海外旅行も計画中だそうで「今はまだ言えませんが、ぜひYouTubeを見て、楽しみに待っていてください」とアピールする。

また、今年は『CanCam』での専属モデル以外に、もう1つ違う分野で新たなスタートを切った中町。8月に原宿にアサイーショップ「I・ACAI」(アイラブアサイー ※・はハートマーク)をオープンさせ、初めて飲食店の経営に関わった。

「それも新しい挑戦で、何もわからないところからスタートしました。そしたら飲食店の見方が変わったというか、他のお店はこうしているのか! といったところに目がいくようになりました。また、同じく飲食店をされているお友達に悩みなどを相談したりして、いろいろと考えることも増えたなと思います。今はすごく大変ですが、それもまた楽しくて。自分がやりたかったことなので、力を入れて今後も頑張っていきたいです」と笑顔で締めくくった。

■中町綾
2001年1月10日生まれ、東京都出身。「高一ミスコン」でグランプリに輝き、女子高生の頃からインフルエンサーとして活躍。軽快なトークと飾らない自然体な動画で人気を集め、YouTubeでは個人チャンネル・兄妹チャンネルともに登録者数100万人を突破。トレンドランキングでは常に上位にランクインし、モデルとしても幅広く活躍するなど、Z世代のファッションアイコンとして絶大な支持を得ている。

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