美 少年・岩崎大昇、主演ミュージカル『ニュージーズ』開幕に「時は来た」

アイドルグループ・美 少年の岩崎大昇(※崎はたつさき)が主演を務めるミュージカル『ニュージーズ』の公開ゲネプロが8日に東京・日生劇場で行われ、キャストがコメントを寄せた。

同作は2012年にトニー賞を席捲した大ヒットブロードウェイミュージカルで、1899年のニューヨークを舞台に新聞販売の少年たち“ニュージーズ”の奮闘を描く。ボブ・ツディカーとノニ・ホワイトが脚本を手掛けた同名映画を原作に、ブロードウェイではディズニー・シアトリカル・プロダクションズ製作により初演を迎え、トニー賞8部門にノミネート(2部門受賞)、ドラマ・デスク・アワード6部門にノミネート(2部門受賞)され、ブロードウェイで2年間通算1,004回公演を達成した。

物語の舞台は1899年、夏のニューヨーク。少年・ジャック(岩崎大昇)は、足の不自由な友人クラッチー(横山賀三)と他の孤児やホームレスの新聞販売少年たち“ニュージーズ”と共に暮らし、毎日新聞を売って生活している。ジャックは、いつかニューヨークを出てサンタフェへ行くという夢を抱いているが、その日暮らしの現実を過ごしている。

ある日、ジャックはデイヴィ(加藤清史郎)とその弟レスと出会う。デイヴィとレスは他の“ニュージーズ”と異なり、家と家族があるが、父親の失業という事情があって“ニュージーズ”に加わったばかり。ジャックは幼いレスを使えば、より多くの新聞を売ることができると考え、協力することにする。その頃、「ワールド」紙のオーナーであるピュリツァー(石川禅)は他社より儲けようと、販売価格は据え置きで“ニュージーズ”への新聞卸値を引き上げることを企てていた。

デイヴィとレスと行動を共にするジャックだが、過去の出来事を理由に感化院のスナイダーに追いかけられてしまう。三人が逃げ込んだメッダ(霧矢大夢)の劇場では、その日も素晴らしいショーが繰り広げられる。翌朝、新聞100部あたり50セントの卸値が、60セントに値上がりしていることを知ったジャックは、自分たちの生活と権利を守るべく、“ニュージーズ”を率いストライキを決行。新聞記者キャサリン(星風まどか)はジャックの姿に心を動かされ、ストライキを追いかけ取材することを決意する。

東京公演は日生劇場にて10月9日〜29日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールで11月3日〜4日、福岡公演は福岡サンパレス ホテル&ホールにて11月9日〜11日。
○ジャック:岩崎大昇 コメント

ジャック役を演じます、美 少年の岩崎大昇です。ついに『ニュージーズ』の開幕が間近に迫ってまいりました。
「時は来た」といったところでしょうか。カンパニーが一丸となって、より良い作品になることを目指し稽古を重ねてきました。演じている自分でも、この作品の世界観に日々魅了されています。皆様が心の底から楽しんでいただけますよう全力を尽くしますので、『ニュージーズ』の世界を全身でご堪能ください!
○キャサリン:星風まどか コメント

いよいよ『ニュージーズ』開幕致します! この日のためにお稽古を積み重ねてきたので、私自身とてもワクワクしております!! 課題と向き合いながら模索していたお稽古期間でしたが、やはり『ニュージーズ』のストーリーや素敵な楽曲がいつも背中を押してくれました。そして何より尊敬する出演者の皆様、スタッフの方々とより良い作品のために心を燃やした日々は宝物です!お客様にも素晴らしい時間を過ごしていただけますよう、カンパニーの皆さまと力を合わせ魂を込めて努めてまいります!!

○デイヴィ:加藤清史郎 コメント

日が経つごと、稽古が進んでいくごとに始まりを実感しています。自分の身は自分自身で守らなくてはいけない社会環境に身を置き、未成年ながら働いて、お金を稼ぎ、生きていく。そんな生活の中にでさえも、各々が悦びを見つけ、それを仲間と共有し、全体の喜びに変換することに長けている“ニュージーズ”。理不尽な事柄をきっかけに、彼らが何のために、誰のために立ち上がり結束するのか。その熱量を、劇場で体感していただき、お客様ご自身の生活や経験に重ね、今日を生きる力の1部に替えていただけますように。
○クラッチー:横山賀三 コメント

ついに初日。あっという間の稽古期間でした。自分がやってきたことを信じ、“ニュージーズ”のみんなを信じて、ここから大千穐楽までクラッチーとして日々新鮮に生きたいと思います。みんなで作り上げてきたものを僕たち演者もお客さまも全力で楽しむ空間にできたらいいなと思います。緊張もしますが、自分の出せるものをパワフルにぶつけていきます! どうぞ宜しくお願いします。
○メッダ:霧矢大夢 コメント

いよいよ、2024版『ニュージーズ』が開幕します!続投組はより密度濃く、そして新しく加わったメンバーは新鮮な彩りとエネルギーをこの作品に与えてくれています。私は“ニュージーズ”の活躍を、いつも稽古場の特等席で観ています。もう拍手し過ぎて手が痛いです!これからはその役目を観客の皆様に譲りますね。誇らしく、自慢の我らが“ニュージーズ”に、惜しみない拍手と御声援を宜しくお願いします!
○ピュリツァー:石川禅 コメント

19世紀。産業革命で大量生産という魔法を手に入れて、世界は一気に資本主義の社会に傾きます。身分の差はなくなっても、資本家階級と労働者階級の貧富の差は、現代社会にも連綿と引き継がれ、時に働く私達に大きな問題を投げかけます。“ニュージーズ”の嘆き、怒り、喜びは、今を生きる私達に大きな勇気を与えてくれるでしょう。
さあ、いよいよ開幕! どうぞ御期待下さい!!

ジャンルで探す