『極悪女王』ゆりやん、ダンプ松本役で驚きの再現度 白石和彌監督も感嘆「めちゃめちゃ努力家だと…」
1980年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ『極悪女王』(9月19日より世界独占配信中)。本格的な肉体改造と長きにわたるプロレス練習によって、プロレスシーンもほぼすべて自ら熱演したゆりやんレトリィバァ、唐田えりか、剛力彩芽らに感嘆と称賛の声が相次いでいる。主演のゆりやんは体重を40キロ増量させ、ダンプを見事に熱演。総監督を務めた白石和彌氏は、ゆりやんのプロ魂に驚いたという。
様々な代償や葛藤を抱えながら最恐ヒールに成り上がっていくダンプ松本を演じたのはゆりやんレトリィバァ。クラッシュ・ギャルズを結成し国民的アイドルレスラーへと駆け上がる長与千種とライオネス飛鳥は、唐田えりかと剛力彩芽がそれぞれ演じた。本作は、10月1日時点で12日間連続で日本の「今日のTOP10(シリーズ)」において1位を獲得。さらには「Netflix週間TOP10(シリーズ)」でも1位スタートを切った。
ゆりやんは、オーディションを受けた当時、ダイエットで約45キロ減量した直後だったが、当時のダンプを演じるために40キロ増量。その努力に白石監督は驚いたという。
「オーディションの時は痩せていて、そこからまた増やすって、すごいストイックですよね。彼女は人生の目標がいろいろあって、しかも公言している。ハリウッドに行きたいとか、監督をやりたいとか、そういうことをちゃんと言霊にして一歩一歩進んでいる感じがあって、本当に自分に厳しい人なんだろうなと思います」
また、同期の中で一番の落ちこぼれだったダンプの苦悩や覚醒を見事に表現したゆりやんについて、白石監督は「自分事にして咀嚼することができる人」だと称賛する。
「ゆりやんはNSCの頃からよく聞くのは、ダントツに天才だと。そんなに下積みもなくすぐデビューして、テレビに出て、一気に売れた感がありますが、落ちこぼれていく感じがわかると言うんです。彼女は彼女なりに、売れない時期や思った通りに行かないという経験もしていて、そういうことをちゃん自分事にすることができるんですよね。客観的に自分を見ていて、いろんな人の気持ちもわかる。そういったことが、芸事もそうですが、芝居をするときにものすごく生きている人だなと感じました」
見た目も、体型のみならず、ダンプの表情や動きを忠実に再現し、ダンプ本人も「ゆりやんを見ていると自分じゃないかと思った。すべてがダンプ松本だった」と太鼓判を押すほどの仕上がりに。
白石監督も「表情や歩き方がダンプさんそのまんま。昔の映像をYouTubeとかで見てください。本当に同じ歩き方をしているので。ゆりやんはたぶん家で相当練習していると思います。見せないですけど、めちゃめちゃ努力家だと思います。だから成功しているんだと思います」と感嘆。
ゆりやんは世界的スターを目指して、今年12月に拠点をアメリカに移すと宣言しているが、白石監督は「世界でも通用してほしいし、通用するんじゃないかな」と期待を寄せている。
■白石和彌
1974年12月17日生まれ、北海道出身。道内の映像技術系専門学校を卒業後、95年に上京し、中村幻児監督主催の映画塾に参加。講師の一人だった若松孝二に師事し、映画『17歳の風景 少年は何を見たのか』(05)ほかの助監督を務め、行定勲、犬童一心の作品に参加。10年に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編監督デビューし(共同脚本も兼務)、第2作『凶悪』(13)で新藤兼人賞金賞など多数受賞。『日本で一番悪い奴ら』(16)で綾野剛、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)で蒼井優、『孤狼の血』(18)で役所広司と松坂桃李に日本アカデミー賞をもたらせ、自身も多数の監督賞を受賞。『止められるか、俺たちを』(18)と『サニー/32』(18)でも監督賞を受賞。11月1日には名脚本家・笠松和夫の遺稿をもとにした『十一人の賊軍』が公開される。
様々な代償や葛藤を抱えながら最恐ヒールに成り上がっていくダンプ松本を演じたのはゆりやんレトリィバァ。クラッシュ・ギャルズを結成し国民的アイドルレスラーへと駆け上がる長与千種とライオネス飛鳥は、唐田えりかと剛力彩芽がそれぞれ演じた。本作は、10月1日時点で12日間連続で日本の「今日のTOP10(シリーズ)」において1位を獲得。さらには「Netflix週間TOP10(シリーズ)」でも1位スタートを切った。
ゆりやんは、オーディションを受けた当時、ダイエットで約45キロ減量した直後だったが、当時のダンプを演じるために40キロ増量。その努力に白石監督は驚いたという。
「オーディションの時は痩せていて、そこからまた増やすって、すごいストイックですよね。彼女は人生の目標がいろいろあって、しかも公言している。ハリウッドに行きたいとか、監督をやりたいとか、そういうことをちゃんと言霊にして一歩一歩進んでいる感じがあって、本当に自分に厳しい人なんだろうなと思います」
また、同期の中で一番の落ちこぼれだったダンプの苦悩や覚醒を見事に表現したゆりやんについて、白石監督は「自分事にして咀嚼することができる人」だと称賛する。
「ゆりやんはNSCの頃からよく聞くのは、ダントツに天才だと。そんなに下積みもなくすぐデビューして、テレビに出て、一気に売れた感がありますが、落ちこぼれていく感じがわかると言うんです。彼女は彼女なりに、売れない時期や思った通りに行かないという経験もしていて、そういうことをちゃん自分事にすることができるんですよね。客観的に自分を見ていて、いろんな人の気持ちもわかる。そういったことが、芸事もそうですが、芝居をするときにものすごく生きている人だなと感じました」
見た目も、体型のみならず、ダンプの表情や動きを忠実に再現し、ダンプ本人も「ゆりやんを見ていると自分じゃないかと思った。すべてがダンプ松本だった」と太鼓判を押すほどの仕上がりに。
白石監督も「表情や歩き方がダンプさんそのまんま。昔の映像をYouTubeとかで見てください。本当に同じ歩き方をしているので。ゆりやんはたぶん家で相当練習していると思います。見せないですけど、めちゃめちゃ努力家だと思います。だから成功しているんだと思います」と感嘆。
ゆりやんは世界的スターを目指して、今年12月に拠点をアメリカに移すと宣言しているが、白石監督は「世界でも通用してほしいし、通用するんじゃないかな」と期待を寄せている。
■白石和彌
1974年12月17日生まれ、北海道出身。道内の映像技術系専門学校を卒業後、95年に上京し、中村幻児監督主催の映画塾に参加。講師の一人だった若松孝二に師事し、映画『17歳の風景 少年は何を見たのか』(05)ほかの助監督を務め、行定勲、犬童一心の作品に参加。10年に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編監督デビューし(共同脚本も兼務)、第2作『凶悪』(13)で新藤兼人賞金賞など多数受賞。『日本で一番悪い奴ら』(16)で綾野剛、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)で蒼井優、『孤狼の血』(18)で役所広司と松坂桃李に日本アカデミー賞をもたらせ、自身も多数の監督賞を受賞。『止められるか、俺たちを』(18)と『サニー/32』(18)でも監督賞を受賞。11月1日には名脚本家・笠松和夫の遺稿をもとにした『十一人の賊軍』が公開される。
10/01 16:00
マイナビニュース