澤穂希が思う“現なでしこジャパン”にたりない点は?「戦術、連携の部分をもっと凝縮させていかないと…」
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。
7月6日(土)の放送は、番組10周年を記念して、第1回目のゲストとして出演していただいた、元なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の澤穂希(さわ・ほまれ)さんがリモートゲストで登場! ここでは、いよいよ今月から開催されるパリオリンピックに出場する現在のなでしこジャパンについて分析していただきました。
澤さんは、なでしこジャパンのキャプテンとして、2011年の「FIFAワールドカップドイツ大会」では、優勝とともに大会の得点王とMVPを獲得。続く2012年ロンドンオリンピックでも、サッカー女子日本代表史上初のメダルとなる銀メダル獲得に大きく貢献するなど、日本の女子サッカー界を牽引してきましたが、2015年に現役を引退しました。
◆澤穂希から見た今の“なでしこジャパン”は?
藤木:今のなでしこジャパンは、どんなチームですか?
澤:現役のときに一緒にプレーした選手が少なくなったので、そこまで深く交流することはなかなかないのですが、会っていろいろ話したりすると、みんな本当にすごく真面目なんです、私たちが真面目じゃなかったというわけじゃないんですけど(笑)。
その一方で、何か遠慮しているなというか……もっと自分たちの個性とかを表現してもいいんじゃないかな、という期待はあるんですよね。この子たちのポテンシャル、技術力はすごく高いから、もっと力を発揮できるんじゃないかなと、外から見ていて思います。
藤木:今の選手たちは、海外のビッグクラブでプレーしている選手がたくさんいますよね。
澤:そうですね。海外の強いチームだと、体格やフィジカルも強いメンバーのなかで毎日プレーしているでしょうし、言語や生活の面でも大変なことが多かったりして精神面も強くなっていると思うので、そういう経験をなでしこジャパンに還元していくというか、もっと伝えていってほしいなと思います。
藤木:(外から見ていて)“まだちょっと足りないぞ”と?
澤:期待を込めている部分もあります。外から見ていると、もっとガツガツできるし、もっとやれるだろうなという思いはありますね。
藤木:なでしこジャパンの池田太(いけだ・ふとし)監督は「日本の最大の武器は“一体感”」とおっしゃっていますけれども、澤さんから見た日本の武器は何でしょうか?
澤:なでしこの良いところは、ずっと先輩たちからつないできた“ひたむきさ”。みんな真面目で、サッカーに対する取り組み方もすごく一生懸命にやっているなと感じます。
藤木:技術面も相当上がってきたんじゃないですか?
澤:佐々木(則夫)監督も「技術は(現役時代の)お前らより全然うまいぞ」って普通に言いますし、私も実際に見ていて、足元の技術とかは本当に上手だなとすごく思います。ただ、戦術の部分とか連携の部分をもっと凝縮させていかないと、世界と戦うにはまだ(たりないところがある)かな、というのは少し感じたりします。
藤木:どうですか? パリオリンピックは(メダルを)期待しても良いですか?
澤:やっぱり、日本国民はオリンピックにすごく注目していますし、期待もしているので、またメダルを獲れれば女子サッカーの環境も変わると思うので、頑張ってほしいなと思います。
でも1試合勝つこと、メダルを獲ることって、世界もレベルアップしているので本当に簡単じゃないです。なので私は、欲は言わずに何色でもいいのでメダルを(笑)。
藤木:我々は応援するしかないですからね!
澤:そうなんですよ。もちろん、目標は金メダルであってほしいですけれども、何色でもいいのでメダルを獲得して帰って来てほしいなと期待しています。
<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
7月6日(土)の放送は、番組10周年を記念して、第1回目のゲストとして出演していただいた、元なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の澤穂希(さわ・ほまれ)さんがリモートゲストで登場! ここでは、いよいよ今月から開催されるパリオリンピックに出場する現在のなでしこジャパンについて分析していただきました。
澤さんは、なでしこジャパンのキャプテンとして、2011年の「FIFAワールドカップドイツ大会」では、優勝とともに大会の得点王とMVPを獲得。続く2012年ロンドンオリンピックでも、サッカー女子日本代表史上初のメダルとなる銀メダル獲得に大きく貢献するなど、日本の女子サッカー界を牽引してきましたが、2015年に現役を引退しました。
◆澤穂希から見た今の“なでしこジャパン”は?
藤木:今のなでしこジャパンは、どんなチームですか?
澤:現役のときに一緒にプレーした選手が少なくなったので、そこまで深く交流することはなかなかないのですが、会っていろいろ話したりすると、みんな本当にすごく真面目なんです、私たちが真面目じゃなかったというわけじゃないんですけど(笑)。
その一方で、何か遠慮しているなというか……もっと自分たちの個性とかを表現してもいいんじゃないかな、という期待はあるんですよね。この子たちのポテンシャル、技術力はすごく高いから、もっと力を発揮できるんじゃないかなと、外から見ていて思います。
藤木:今の選手たちは、海外のビッグクラブでプレーしている選手がたくさんいますよね。
澤:そうですね。海外の強いチームだと、体格やフィジカルも強いメンバーのなかで毎日プレーしているでしょうし、言語や生活の面でも大変なことが多かったりして精神面も強くなっていると思うので、そういう経験をなでしこジャパンに還元していくというか、もっと伝えていってほしいなと思います。
藤木:(外から見ていて)“まだちょっと足りないぞ”と?
澤:期待を込めている部分もあります。外から見ていると、もっとガツガツできるし、もっとやれるだろうなという思いはありますね。
藤木:なでしこジャパンの池田太(いけだ・ふとし)監督は「日本の最大の武器は“一体感”」とおっしゃっていますけれども、澤さんから見た日本の武器は何でしょうか?
澤:なでしこの良いところは、ずっと先輩たちからつないできた“ひたむきさ”。みんな真面目で、サッカーに対する取り組み方もすごく一生懸命にやっているなと感じます。
藤木:技術面も相当上がってきたんじゃないですか?
澤:佐々木(則夫)監督も「技術は(現役時代の)お前らより全然うまいぞ」って普通に言いますし、私も実際に見ていて、足元の技術とかは本当に上手だなとすごく思います。ただ、戦術の部分とか連携の部分をもっと凝縮させていかないと、世界と戦うにはまだ(たりないところがある)かな、というのは少し感じたりします。
藤木:どうですか? パリオリンピックは(メダルを)期待しても良いですか?
澤:やっぱり、日本国民はオリンピックにすごく注目していますし、期待もしているので、またメダルを獲れれば女子サッカーの環境も変わると思うので、頑張ってほしいなと思います。
でも1試合勝つこと、メダルを獲ることって、世界もレベルアップしているので本当に簡単じゃないです。なので私は、欲は言わずに何色でもいいのでメダルを(笑)。
藤木:我々は応援するしかないですからね!
澤:そうなんですよ。もちろん、目標は金メダルであってほしいですけれども、何色でもいいのでメダルを獲得して帰って来てほしいなと期待しています。
<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/
07/17 06:00
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