朝ドラ「虎に翼」涼子さま(桜井ユキ)の心にイマジナリーよねさん(土居志央梨) 視聴者「心のよねさんステキ」「人生のキーパーソン」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第124話が19日、放送され、ヒロインの学友、桜川涼子(桜井ユキ)がいつも心に友人の山田よね(土居志央梨)を住まわせていると発言。多くの視聴者から反響が寄せられた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京家庭裁判所少年部部長の佐田寅子を演じている。ドラマは第25週「女の知恵は後へまわる?」(第121~125話)が放送中で、涼子は弁護士となった同窓生、崔香淑(ハ・ヨンス)に触発され、司法試験を受験することにした。

昭和46(1971)年の冬、再び新潟から上京し、星家を訪問した涼子は、寅子とよねに試験合格を報告。弁護士になる姿を心待ちにする寅子に、涼子は「私、司法修習を受けるつもりはございませんの」と明かした。驚くよねに、涼子は「強いて言うなら、世の中へのわたくしなりの“股間の蹴り上げ方“かしら」と試験突破が自分なりの“仕返し”のようなものだと説明。意味が分からないよねに「わたくしを、すぐにかわいそうで不幸な存在に落とし込もうとする世の中に。弁護士になれなかったんじゃない。ならなかった…。この先、弁護士になるもならないも、わたくしの手の中にある。せめてそうしたかった」と伝えた。今後は司法試験を目指す若者に法律を教える場を作りたいとし、新潟で喫茶店「ライトハウス」を経営ようになってから「いつも心によねさんを住まわせて生きておりましたのよ」と伝え、弱音を吐きそうな時は、よねを思い出して叱咤されていたと振り返った。

涼子の思いを知った寅子は「私も悩んだら心のよねさんに聞くことにしよっと」と茶化し、よねが「心じゃなくて直接聞けばいいだろう」と返すと、涼子は「それは頼もしいですわね」と笑った。さらによねが学生時代、涼子から「お気立てに難がある」と言われたことを持ち出すと、寅子は「そろそろ、時々は格好悪いところや弱いところも見せてほしいわ」とおどけ、気心知れた仲間との夜は更けていった。

家族を守るために夢を諦めた涼子にとって、自分を曲げないよねは憧れの存在。その涼子が常に学友を胸に生きてきたことを知り、X(旧ツイッター)には「心によねさんはステキ」「イマジナリーよねさんがいるんだ」「2人の関係性が大好き」「涼子様にとってよねさんは人生のキーパーソン」と2人の絆に胸を熱くする人が続出。また旧華族出身で気品がある涼子が「股間の蹴り上げ方」と表現したことに注目する人も多く「そんな言葉が涼子様の口から…」「最高か」「良いヒントもらった気がする」「インパクト大」「芯が強くて反骨芯精神がカッコイイ」と絶賛の声で溢れていた。



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