朝ドラ「虎に翼」ヒャンちゃん(ハ・ヨンス)の兄(ユン・ソンモ)が久々登場、兄妹30年ぶりの再会に「ご存命だった!」「生きとったんかワレ」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第120話が13日、放送され、崔香淑(ハ・ヨンス)の兄、潤哲(ユン・ソンモ)の久々の登場に視聴者が沸いた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京家庭裁判所少年部部長の佐田寅子を演じている。この日は第24週「女三人あれば身代が潰れる?」(第116~120話)の最終日で、寅子のかつての上司、多岐川幸四郎(滝藤賢一)の自宅に家裁設立メンバーが集まり、少年法改正への意見を取りまとめることになった。

多岐川家に同居する香淑によると、娘の薫(池田朱那)は自分と口はきかないが大学には通うようになったという。そんな薫は、母が朝鮮半島出身であることを知ったという彼から、結婚は考えられないと言われ、別れてきたと話した。香淑は「ありえない」と怒りをあらわにしたが、薫は「よかった! 結婚する前にどうしょうもない男ってわかって」と笑顔。寅子も「別れて大正解」と共感した。

これまで数々の差別を受けてきた香淑は、寅子のかつての上司、汐見圭(平埜生成)との結婚を機に「汐見香子」として生きていくことを決意し、自身の過去を封印。当時を知る者との接触を避けてきた。そのため、明律大の学友で、汐見とともに家裁設立に奔走した稲垣雄二(松川尚瑠輝)と小橋浩之(名村辰)にもそのことを隠し、稲垣と小橋は、汐見の妻が「香子」という名であることは知っていたが、本人に会ったことはなく、この日初めて香子と“対面”した。

稲垣と小橋は遅れて到着し、汐見は妻の気持ちを考え、2人と会わせないようにした。しかし香淑は「圭さん、もういいよ」と制し、「崔香淑」を取り戻すことを決意。障子が開き、その姿を見た小橋は「お…お前は!」と駆け寄り、稲垣は「崔香淑」とつぶやいて目を見開いた。汐見は2人に隠してきたことを謝罪したが、稲垣は「いや、謝らないでください。そうしてしまう気持ちも悲しいけれど分かるから」とフォロー。小橋は「いや〜、でも実在してよかったよな」と笑い、汐見の知らないところで、汐見が妻に逃げられたか、そもそも妻自体が実在しないのではと噂していたことを告白した。

その後、潤哲が突然、多岐川家を訪ねてきて、香淑と30年ぶりの再会を果たした。潤哲は戦前、日本で暮らしていたが、思想犯の疑いで特高警察に連行され、その後、朝鮮に帰国していた。潤哲は現在、韓国で暮らしており、薫が多岐川に頼んで密かに連絡をとっていたという。汐見は「お兄さん…本当に…」といって頭を下げると、香淑は「あの時のこと、私も圭さんも兄さんも、みんな悪くて、悪くない」と振り返り、潤哲を抱きしめて涙した。

消息不明だった潤哲が再登場したことに、視聴者もビックリ。SNSには「お兄さん生きてたの!?」「お兄さんご無事で本当によかった」「潤哲さん! 良かった、ご存命だった…!」「潤哲さん! また出てくるとは思わなかったよ~!! 香淑さんと何十年ぶりの再会だよね…。会えて良かった」「生きとったんかワレーーーーーーーー!」といった反響が寄せられた。



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