『虎に翼』実在しない疑惑<うわさの香子ちゃん>の正体を知った小橋・稲垣仰天!でも多岐川に抱きしめられた瞬間、実は表情が…視聴者「みんな好き!」「見ている側としても申し訳なかったなと」「愛だな」

(『虎に翼』/(c)NHK)

9月12日の『虎に翼』

現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第24週「女三人あれば身代が潰れる?」の120回が9月13日に放送され、話題になっています。

*以下、9月13日放送内容のネタバレを含みます。

不起訴処分となった薫(池田朱那さん)は、その出自を自分に隠してきた母・香淑(ハ・ヨンスさん)に怒り、距離を置いていたが大学には真面目に通うようになっていた。

病が進行した多岐川(滝藤賢一さん)の元に小橋(名村辰さん)、稲垣(松川尚瑠輝さん)ら懐かしい顔ぶれが集まる。

厳罰化に反対する多岐川は最後の力を振り絞り、桂場(松山ケンイチさん)の元に少年法改正に反対する意見書を届けようとする――といった話が描かれました。

あらためてあらすじ

今回の舞台は多岐川が療養する汐見家。

多岐川の枕もとで落ち込んでいた薫に対し、その理由を母・香子ことヒャンスクがたずねます。

すると薫の血筋を知った彼氏が「結婚できない」と言い始め、それで別れたという事実が分かります。

ありえないと憤るヒャンスクを前に、結婚前にどうしようもない男と分かってむしろよかった、と笑顔を見せる薫。

そうしたやりとりのさなか、小橋と稲垣が、汐見に連れられてその部屋の前までやってきます。

驚愕する小橋と稲垣

しかし、二人に対してその正体を隠し続けてきた経緯もあり、寅子は急いで障子を閉めてヒャンスクを必死に隠します。

「お、お着替え中で!」と取り繕う汐見に対し、ヒャンスクは「圭さん、もういいよ。もうやめる」と告げるとともに「薫の前でチェヒャンスクを取り戻してみたい」と話します。

そのやりとりを布団の中で聞いていた多岐川は「愛だな…佐田君」と言ってにっこりと笑います。

それから部屋に招き入れられた小橋と稲垣。

小橋はヒャンスクを指さしながら「おお、お、お前は!」と叫び、続けて稲垣も「崔…香淑!?」と久々の再会に驚愕するのでした。

実在しないんじゃないかって

2人に長い間黙っていたことを詫びる汐見と多岐川。

稲垣は仕方がなかった、と理解を示します。そして一方の小橋は「いやあ、でも…実在してよかったよな」「ずっと汐見さんは女房に逃げられたのを隠しているのか、実在しないんじゃないかって噂してたんだ」と話し、一同は笑顔に。

その後、「こい」と二人を自身の元に寄せる多岐川。

小橋は「失礼します」と言いながら、稲垣と共にその腕にしっかり抱き寄せられますが、それまでの笑顔が一瞬だけ崩れるのでした。

まさに愛だな、の回

今回のやりとりを見て、ネットでは「寅子の結婚報告会にも稲垣・小橋は呼ばれてなかったもんね」「以前も汐見家に来たとき<噂の香子ちゃんに会いたい>と言っていた小橋。正体が分かってよかった」「家裁創立メンバー、みんな好き!」「一瞬曇った表情をしたのは、多岐川さん痩せちゃったな、と思っていたんだろうな…。いい芝居」「多岐川が退場するのは寂しいけれど、公私のファミリーが揃ってよかった」「見ている側としてもずっと黙ってて悪かったという気持ちに(笑)」「まさに愛だな、の回」といった声があがっていました。

朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。

仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを担当。脚本は吉田恵里香さんが、主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。

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