朝ドラ「虎に翼」桂場さん(松山ケンイチ)激おこ! レースのカバー叩きつける芝居に反響続々「「無言の怒り」「そんなにビシビシしないでw」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第118話が11日、放送され、最高裁長官、桂場等一郎役を演じる松山ケンイチが見せた怒りをにじませる独特な芝居が、視聴者の注目を集めた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京家庭裁判所少年部部長の佐田寅子役を演じている。ドラマは現在、第24週「女三人あれば身代が潰れる?」(第116~120話)が放送されており、この日の放送で政権与党の政民党が緊急記者会見を開き、幹事長の寒河江弘幸が「裁判制度に関する調査特別委員会」の設置を表明した。委員会の目的は、最近の判決に偏向が見られるとして、必要に応じて司法人事に意見するという内容だったが、司法の独立を何よりも重視する桂場は、すぐに裁判官会議を招集して判事たちの総意を確認。判決に不服があるなら法的手続きで争うべきで、人事介入など言語道断との結論を、取材に来た記者たちに伝えた。寅子の夫で、桂場の下で調査官として働く星航一(岡田将生)は、テレビで報道された「裁判所は憲法に従い、不偏不党、中立な立場で司法の独立を厳守する」と宣言する桂場の姿を見て、自身も出席した裁判官会議での桂場は相当なけんまくだったと寅子に話した。

最高裁からの異例の抗議に、委員会の設置は棚上げとなり、後日、寒河江の秘書を務める反町忠雄(川島潤哉)が長官室の桂場のもとに謝罪に訪れた。「先生方は心配なのです。司法が本当に中立なのかどうか…」と弁明する反町に、桂場は無言で背を向けたまま、応接セットのソファーにかけられたレースを背もたれに何度も叩きつけるばかりで、取りつく島を与えなかった。

政治的圧力を断固としてはねのける桂場の姿勢を多くの視聴者が応援。SNSには、「司法独立だろ、横槍入れやがって」「三権分立、戦前も邪魔されたよね」「桂場さんがんばれ」「カッコイイぞ!」といった声が寄せられた。小道具のレースのカバーを生かした松山の芝居で、強い怒りが鮮烈に伝わったようで、「くだらない謝罪はいらない! とばかりにバサバサ…」「桂場さん激おこよ!」「荒れてるなー」「無表情でブチ切れる」「無言の怒りはレースカバーへ」「レースに罪はないよ、桂場さん! そんな執拗にビシビシしないでw」などの反響も目立った。

ジャンルで探す