朝ドラ「虎に翼」ブチ切れ花江ちゃん(森田望智)に視聴者の反応は? SNS「そりゃ怒る」「完全に夫婦喧嘩」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第72話が9日、放送され、森田望智演じる猪爪花江がヒロイン佐田寅子(伊藤沙莉)にブチ切れる展開が視聴者の間で話題になりX(旧ツイッター)で「花江ちゃん」「夫婦喧嘩」というワードがトレンド入りした。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ドラマは第15週「女房は山の神百日の位?」(第71~75話)が放送されており、世間から注目されるようになった寅子が、なじみの記者、竹中次郎(高橋努)から密着取材を受けることになった。一方、忙しく働く寅子と家族の間には気づかぬうちに大きな溝ができはじめていた。

この日の放送で、猪爪家の家事を一手に引き受けている義妹の花江は、寅子が出演するラジオを聞きながら昼食をとっていたが、女性への偏見について最高裁長官、山本紘作(矢島健一)に物申すのを聞き、思わずラジオを消した。

そんななか、寅子は新潟地家裁三条支部へ異動の内示を受けた。判事補から判事への昇進だとしながらも困惑する寅子は、花江と弟の直明(三山凌輝)に報告。すると花江は諦めたように「そう」と短く返答。驚く寅子に決まったことだから仕方ないとし、中学校の教諭を務める直明は自宅に残り、子供たちを連れて新潟に引っ越すと告げた。しかし寅子は、花江は子供たちの学校があるため直明と自宅に残るべきとし、娘の優未(竹澤咲子)と2人で新潟に行く考えを明かした。そんな寅子を花江は悲しそうな顔で見つめた。

寅子の提案には直明も反対で、寅子は仕事で忙しく、見知らぬ土地で優未が一人でいる時間が増えることを心配した。寅子が、優未は自分の子供だから置いてはいけないと話すと、黙って聞いていた花江が、呆れた顔でうつ向き「トラちゃんは何も見えてない。何もわかってない。直明ちゃんの言うとおり、優未は置いていって。私が責任を持って面倒を見ますから、どうぞ トラちゃんは新潟でお仕事に専念なさってちょうだい」と早口でまくしたてた。なぜ怒っているかがかわからない寅子が「言いたいことがあるなら言ってよ」と切り出すと、花江は「言ったってしかたがないでしょ!」とブチ切れ。そして「そう思わせてきたのはトラちゃんよ。この家のあるじはトラちゃんなんだから」と声を荒らげた。

思い当たる節がなく、家族のために毎日必死で休まず働いてきたと反論する寅子に、「そういう態度よ! そんなふうに家族に目を向けられないくらいまで頑張ってくれなんて、私、頼んでない!」と花江。そして優未は甘えたくても必死にいい子でいることを頑張っていたと打ち明け、直明の制止も聞かず「あなたに喜んでもらおうといい子のふりをしてる。分かる? トラちゃんが見てるのはね、本当の優未じゃないの」と述べ、手で顔を覆いながら号泣した。

これまでたまっていた怒りを義妹にぶつけた花江。その言葉に多くの視聴者が反応し、SNSには「そりゃ、怒るよな」「花江ちゃんの『この家の主』という言葉にドキッとした」「優未ちゃんを思うともう限界だったよね」「一気に視聴者の心をわしづかみ」などの声がズラリ。また以前は家族そろって聞いていたラジオを消す花江に「もう聞きたくなくなったのか」「怒りが相当きている」「どんどんたまっている」「完全に夫婦喧嘩だよね」といった声もあった。


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