佐藤江梨子が明かすイエローキャブ秘話 野田義治元社長にカチンときて「そりゃないでしょ」

女優へと躍進した“サトエリ”こと佐藤江梨子

 1990年代~2000年代にかけて“巨乳軍団”として芸能界を席巻したイエローキャブ。グラドルとしてデビューし、女優へと躍進した“サトエリ”こと佐藤江梨子が当時を振り返った。

【写真】“サトエリ”こと佐藤江梨子が明かすイエローキャブ秘話とは

 1999年、佐藤江梨子は高校在籍中に「大磯ロングビーチキャンペーンガール」に選ばれ、イエローキャブからスカウトされ所属することになった。

「当時は、グラビアのお仕事で多いときで月に5回ほどグアム、サイパンのロケに行っていました。国内の現場では沖縄も定番でしたね。ただ学校もありましたし、ラジオ番組も持っていたのでそれほど長く海外には行けませんでした。自分でもグラビアは若い時期にしかできないと思っていたので、実は集中して出ていたのは21歳ぐらいまでです。ちょうど10代から20代前半、私にとってイエローキャブ時代は『青春そのもの』という気がするんです」

 普通の女子高生から、かとうれいこ、細川ふみえ、雛形あきこらを輩出して勢いに乗っていたイエローキャブに入り多忙を極める。

「あのころは、自分が思う『佐藤江梨子像』を意識していて、いっぱいいっぱいだったかもしれません。自分が『こうあるべき』というのに必死でついて行こうとしていました。今はのんびりして、気持ちにも余裕があると感じます」

 売れっ子ゆえの多忙さはあったが、言われたことをきっちりとやる佐藤は仕事を断ることはなかった。が、思ったことは正直に口にする佐藤は、当時の野田義治元社長ともぶつかることもあったという。

「けっこう野田さんとはギャンギャンやりあっていましたね(笑)。野田さんが『3キロ痩せろ』というからダイエットした途端、周りに『前の方がいい』と言われて急に『戻せ』と。さすがにカチンときて『そりゃないでしょ』と言い返したら、『世の中そんなもんだよ』なんてしれっと言うんですよ(笑)。私は違うと思ったことは声に出して言うタイプなので、ひとつひとつ言ってましたね。社長でこれだったからほかの仕事での理不尽さなんて平気でしたよ(笑)」

 佐藤と野田の関係は、デビュー時から変わっていない。

「私はデビューしてからずっと野田さんの後ろ姿を追いかけてきました。野田さんからは『30歳まではつまらないことでも、面白くないことでも、かっこつけないで一生懸命やれ。そうすれば40歳からかっこよく見える』と言われました。言われた通りに駆け抜けてきました。でも私、40からの生き方の答えを聞いてないんですよ! どうすればいいんですか、野田さん? 『世の中そんなもんだよ』なんて言わずに責任取って教えてくださいよ!(笑)」

【プロフィール】佐藤江梨子(さとう・えりこ)/1981年生まれ、東京都出身。高校在学中の1999年に「大磯ロングビーチキャンペーンガール」に選出され、後にイエローキャブに所属。現在、女優としてTVドラマ、映画、舞台を中心に活躍中。愛称は“サトエリ”

取材・文/松本祐貴

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