内野聖陽、上田慎一郎監督の熱意を称賛 『アングリースクワッド』は「彼の情熱から生まれた映画です」

内野聖陽、映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』初日舞台挨拶に登場

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 本日22日より公開となった、内野聖陽が主演を務める映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』の初日舞台挨拶が、東京・丸の内ピカデリーにて本日開催。内野をはじめ、川栄李奈、森川葵、後藤剛範、上川周作、鈴木聖奈、真矢ミキ、小澤征悦ら共演者、さらにメガホンを取った上田慎一郎監督が登壇し、作品に込めた熱い思いを語った。

 上田監督が映画『カメラを止めるな!』公開前から動いていたプロジェクトである本作は、ソ・イングク、 スヨン、 マ・ドンソクが共演した韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』を原作に、上田監督が存分にオリジナリティーを加えたクライムエンターテインメント。税務署に務めるマジメで気弱な中間管理職の公務員が詐欺師と手を組み、脱税をひた隠す大企業から未納の10億円を徴収するといった物語が展開する。

 内野も脚本制作に携わっており、監督と何十回と打ち合わせを重ねたそう。「途中で投げ出したくなることが何度もありましたが、彼(監督)の熱意がすごくて、ここまで来れたのだと思います」と監督に対する尊敬の念を明かした。

 そんな内野が本作で演じるのは、今まで演じてこなかったタイプの気弱で真面目な公務員というキャラクター。「どう演じていいかわからず、難しく感じる部分がありました」と語りつつ、それもリハーサルで監督とセッションを重ねながら克服していったと、撮影当時を振り返った。

 一方の監督も、打ち合わせのたびに、ビッシリと付箋の貼られた脚本を持ち込む内野の熱意に驚きを感じていたとのこと。最後に、これから映画を観る方へのメッセージを求められると、「えっと……」と言葉を詰まらせて涙目に。そして「内野さんとは本当に何度も脚本の打ち合わせを重ねて、カチンコが鳴る瞬間ギリギリまでずっと“もっと面白くできないか”ということを考えてくださった。長い間一緒にやってくれた内野さんには、改めて“ありがとう”と言いたいなと思います」と涙ながらに感謝を述べた。

 その言葉を受けて、内野は「彼の不屈の精神というか、是が非でも良い映画を作りたいという情熱から生まれた映画です」と力強く作品をアピールし、「ぜひ楽しんでください!」と集まった観客に向けて呼びかけていた。

 映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』は全国公開中。

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