内藤剛志主演『警視庁強行犯係樋口顕』SPドラマ第15弾、11.25放送 内藤・佐野史郎・榎木孝明のインタビュー到着
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内藤剛志が主演する「樋口顕」シリーズSPドラマ第15弾『今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕 ―遠火―』が、テレビ東京系にて11月25日20時より放送されることが決定。主演の内藤、共演の佐野史郎、榎木孝明によるインタビューが到着した。
本格警察小説の名手・今野敏の原作による本格ミステリーをドラマ化した「強行犯係 樋口顕」シリーズは、約20年にわたりスペシャルドラマとして14作、2021年・2022年に「金曜8時のドラマ」枠で連続ドラマ、さらに2023年1月クールに同じく今野敏原作「機捜235」とコラボした連続ドラマとして放送された。本作はそんな大人気シリーズ待望のスペシャルドラマ第15弾となる。
渋谷にある橋桁の下で女子高生・加奈(沢口愛華)の遺体が発見され、捜査一課・樋口(内藤)は現場へ急行。少年事件課・氏家(佐野史郎)は加奈を逮捕した過去があった。動機となった家庭環境が心配で時々連絡していたといい、捜査に協力することに。
加奈の手の甲には謎のスタンプ、カバンには30万円入りの封筒が見つかる。しかも封筒に付いた指紋が代議士・伊藤(石黒賢)と一致。管理官・天童(榎木孝明)の指示で伊藤を探るが、事件には関与していないと明言。確かに加奈との接点は見つからず…。
一方、加奈は生前、負の連鎖に陥っていた。母・玲子(片岡明日香)のヒモとは折り合いが悪く、所属していた女子高生の企画集団ポムでは、金目当てで企画を横流したと疑われクビに。マネージャー・夏実(篠田麻里子)は、真偽のほどはわからないというが―。そんな折、事件当日、メンバーの喜香(森日菜美)とひんぱんに電話をしていたことが判明する。
主人公の警視庁刑事部捜査一課強行犯係警部・樋口顕役は、これまでのシリーズ同様、数々の刑事役を務めてきた“刑事ドラマのスペシャリスト”内藤剛志が演じる。もちろん内藤演じる樋口警部を支えるおなじみのレギュラーキャストも勢ぞろい。樋口警部の盟友にして最大の理解者、警視庁生活安全部少年事件課の警部・氏家譲役に佐野史郎、樋口警部をはじめとした強行犯係を見守る上司の警視庁刑事部捜査一課管理官・天童隆一役に榎木孝明。
ジャーナリストとしての情熱を持った新聞記者・遠藤貴子役に矢田亜希子、樋口の妻・樋口恵子役に川上麻衣子、樋口の娘・樋口照美役に逢沢りな、樋口を支える頼もしい部下・菊池和馬役の佐野岳、藤本由美役の片山萌美、中田裕之役の小松利昌といった樋口班メンバーや、樋口班が頼りにしているベテラン鑑識・吉崎衛役に斉藤暁が顔をそろえる。
さらに、被害者の所持品に付着した指紋と一致し疑いの目が向けられる元警察官僚の代議士・伊藤勇人役に石黒賢、被害者が所属していた女子高生企画集団ポムのチーフマネージャー・秋元夏実役に篠田麻里子、今回の殺人事件の被害者で、ポムのメンバーだった女子高生・梅沢加奈役に沢口愛華、加奈と親しかった同じくポムのメンバー・成島喜香役に森日菜美、大学教授で喜香の母親・成島いずみ役に紫吹淳、加奈の母親・梅沢玲子役に片岡明日香、警視庁警務部首席監察官・永山徹役に田中美央。個性豊かなキャスト陣の出演が決定した。
数々の難事件を誠実に解決してきた樋口は、真相にたどり着くことはできるのか? サブタイトルの“遠火”が意味するものとはいったい…。「樋口顕」シリーズ最新作に期待が高まる。
月曜プレミア8『今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕 ―遠火―』は、テレビ東京系にて11月25日20時放送。
内藤剛志、佐野史郎、榎木孝明の3ショットインタビュー、原作者、プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
<内藤剛志・佐野史郎・榎木孝明 3ショットインタビュー全文>
■内藤剛志・佐野史郎・榎木孝明
――新作が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
内藤:とにかく嬉しいですね。現場があってこの3人が揃うので、まず嬉しさがありました。
佐野:これだけ長くやっているとファミリーですしね。ちょっと「ほっ」としますよね。
榎木:同級会みたいな。年も一緒だしね。
――おすすめシーンや見どころポイントなどを教えてください。
内藤:今回は動きというより、セリフでやり取りすることが多い。割と珍しくない?
佐野:そうね、いつも若い衆が捕まえたり、追いかけて行くけど、それがないよね。
内藤:ドラマの動きとしても、アクティブなドラマっていうんじゃないよね? 今回。
佐野:その代わり、怪しい人が何人もいる。その都度、樋口と氏家は出かけていくから、いつもよりロケ現場が多いです。
内藤:そう。言葉で対峙して、追い詰めるじゃないけども、裏側を見ようとするっていう意味では、いつもとちょっと違うね。
榎木:天童は今回、ひぐっちゃんのために体を張ってるシーンがある。
内藤:あれはかっこいいよね! 本当に、「ありがとう」と思いました。俺は頭ずっと下げてたんだ、後ろで。
佐野:権力に屈しない。やっぱりあそこは一番いい!
内藤:天童さんって、最後に出てきて「俺が責任取る」ってタイプでしょ? 理想じゃん、やっぱり。
榎木:全て「ひぐっちゃんのために」っていうのが根底にある。全体が樋口を中心に動いてる象徴的なシーンがそこだと思う。
佐野:俺なんか部署違うのにね(笑)。
内藤:なんか今回、ずっと2人でいるんだよ。
佐野:ここまで一緒なのは珍しい。氏家は少年課の刑事なので、子供たちに対する想いみたいなものを心に寄せるんだけど、今回は子供たちが大人になって、お母さんになってたりして、そういう大人たちにも「あなたたちも子供の頃はこうだったから、こうなったんでしょ?」とか、少女のように大人を見るっていうのは、今までと違うかもね。
内藤:俺は今回、親離れ子離れをはっきりやるんで。毎回、照美とはそういうのがあるんだけど、今回は確実に。つまり、一人の女性として認めるというか、認めざるを得ないというか、そこが俺だけの個人的な見どころだね。
――今回の現場の雰囲気はいかがですか?
内藤:もう家族だよ。ある種のホームだよね。毎回そうなんだけど、楽しい現場だよね。何ら変わらない。いい感じです。
佐野:岳くん、片山さん、小松さん…若手って言ってたけど、もうベテランの刑事だもんね。
榎木:みんなね。
内藤:若者とおじさんではないよね。形変わったもんね。まぁ、それも長くやって来た魅力じゃないの? 実際の年をみんな重ねていくっていうさ。そこが楽しいかなって気がするけどね。
――ドラマを楽しみにしている視聴者の皆さまに一言メッセージを!
榎木:今回は“遠火”という象徴的な言葉を、ひぐっちゃんが体現しているという。そういう意味で、私は安心して全部任せてるという作り方をしております。ちょっと安定した、その辺を見てほしいかな?
佐野:このシリーズは特に内藤とは20年以上も続けてきていて、実際の我々の人生と、ドラマの物語とシンクロしているようなところもあるんだよね。そこを楽しんでいただければなと思いますし、今回の『遠火』はひとつの区切りになる、これまでを振り返るターニングポイントになるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひご覧ください。
内藤:2人に足して。基本的に俺たちは警察ドラマをやってるんで、「犯人がだれか?」とか「なぜそういう犯罪になったのか?」そこはやっぱり楽しんでもらいたいです。で、もう一個は、今回10代の子たちが中心になってるんで、いろんな世代の方に見ていただいて、「”遠火“ってなぁに?」って話すきっかけになってくれれば俺たちはすごく嬉しく思います!
<原作者、プロデューサー コメント全文>
■原作者:今野敏
ドラマシリーズ第15弾。正直、よく続いたなと思います。回数というよりも年数ですよね。ずいぶん長くやっているので、それでなじみがありますよね。
撮影現場の雰囲気は最高ですね。内藤さん、佐野さん、榎木さん、俺って同じ年なんですよ。だから、会うたびに同窓会みたいで、混ぜていただいて非常に楽しいです。年ですので健康の話が多いですけどね。「あっちが悪い、こっちが悪い」とかね。そんな話になりがちですが、皆さん元気なんで非常に雰囲気も明るくていいと思います。
樋口シリーズはオリジナル脚本もあって、それはそれで面白いんですが、今回は原作を基にした回です。原作を読んだ方も「どんなドラマになってるのかな?」とか、そういう興味で見ていただけるんじゃないかなと思います。ぜひ、よろしくお願いいたします。
■プロデューサー・山鹿達也(テレビ東京 ドラマ室)
「樋口」シリーズが第15弾を迎えます。2003年に2時間サスペンスで始まり、連続ドラマを2回経て、足かけ21年続く長寿シリーズになりました。今や国民的「刑事」俳優と言える内藤剛志さん。そんな内藤さんがご自身に近いキャラクターと仰るのが、この樋口顕です。今回は、今野敏さんの新作小説『遠火』を原作に、内藤さんをはじめレギュラーキャスト、監督・スタッフも気合入りまくりで、制作しました。ゲストは、石黒賢さん、篠田麻里子さん、紫吹淳さんといった演技派の皆様に参加いただき、不可解な女子高生殺人から3つの家族の話が交差していく人間模様を描いたエンターテインメント作に仕上がりました。今回も、ヒーローではない普通の刑事・樋口顕が事件の真相に迫り、その裏にある人間の業を炙り出します。ご年配から若者まで本格ミステリーと人間ドラマを楽しめる自信作になっています。どうぞご期待ください。
11/18 12:00
クランクイン!