野良猫100万匹! マルタ共和国に迫ったドキュメンタリー映画『ねこしま』来年1.10公開決定&予告編解禁

映画『ねこしま』日本版ポスタービジュアル

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 人口53万人に対し、野良猫100万匹とも言われる世界屈指の「猫島」、マルタ共和国に迫ったドキュメンタリー映画『ねこしま(原題:Cats of Malta)』が、2025年1月10日より公開されることが決定。予告編、日本版ポスタービジュアルが解禁された。

 野良猫たちと人間が共存する「奇跡の島」と呼ばれるマルタ共和国。そこには猫たちと、彼らに心を奪われた住民たちの姿があった。“猫の村”存続をかけて開発業者と戦うローザ、巨大な猫像を制作し、補修をライフワークにするアーティストのマシュー、猫に魅了されマルタに移住した女優ポリー、猫の保護活動に奮闘する少年アイザック…。個性あふれる愛すべき猫たちと、彼らと共に人生を慈しむ人々の姿から、現在のマルタの「猫文化」が明らかになる。

 地元のカリスマ的な給餌者や巨大な「猫像」を制作するアーティスト、自身のボランティア活動をSNSで積極的にアピールする10代の少年や、NGOスタッフたちが「敬意を払ってくれ、自由な姿を見せてくれる」「愛を教えてくれる」と、マルタの猫たちの抗い難い魅力を語る本作。メガホンを取ったサラ・ジェイン・ポルテッリ監督も「自立心旺盛でたくましい」と猫たちへの称賛を惜しまない。彼らと猫たちを結んだ縁や、自然に寄り添うようになっていく過程には、マルタならではの風景と、猫好きには覚えのある情景がともに存在し、驚きと共感を呼ぶだろう。

 米映画評論サイト「Rotten Tomatoes」で満足度100%(10月22日時点)を記録したほか、2022年ブラックスワン国際映画祭審査員賞、2022年スポットライト・ドキュメンタリー映画祭ゴールド・アワード、2023年ファウナ・テポストラン・アニマル・フェスティバル最優秀猫映画賞など、数々の賞を受賞した。

 予告編は、独立心にあふれたマルタの猫たちと、そんな猫たちに心を奪われた人々が登場。「飛行士になりたい。いっぱい稼いで猫の楽園を作るんだ」と意気込む少年アイザック、「みんなから“猫娘”って呼ばれてる。猫中心の生活をしてるから」と笑うニッキ、「最初は見てるだけだった。次第に餌をあげるようになった。猫の魅力にあらがえないのはわかっていた」と告白するポリー、マルタのアイコン的な猫の巨象「アタス」を制作し「この像はメスだと思う」と語るアーティストのマシュー、「猫は愛を教えてくれる。寿命も延ばしてくれる、命をくれるの」と語る「猫の村」管理人のローザら、島の住人と猫たちとの格別な絆が描かれた心温まる予告編となっている。

 日本版ポスタービジュアルは、ポルテッリ監督が「島で一番美しい猫」と語る“聖猫”ボブが凜々しく堂々と前を見つめる姿を捉えたもの。下には「この心温まる物語は、時に面白く感動的、時に教育的です。観る人に様々な感情を与え、猫を愛する人たちの人生を讃えます!」という『猫と、とうさん』を監督したマイ・ホンからのコメントも添えられている。

 映画『ねこしま』は、2025年1月10日より全国公開。

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