チャールズ国王、ダイアナ元妃が亡くなった後の苦悩を友人に綴っていた

チャールズ国王、ダイアナ元妃が亡くなった後の苦悩を友人に綴っていた

 1997年にパリで不幸な事故にあい、この世を去ったダイアナ元妃。妃が亡くなった3カ月後に、チャールズ国王(当時は皇太子)が、友人宛ての手紙の中で、苦悩について綴り、亡くなった妃の不在を悲しんでいたことがわかった。

 Peopleによると、ダイアナ妃が亡くなった4カ月後の1997年12月に、チャールズ国王が同じく近親者を亡くした友人のピーター・ホートンに宛てた手紙がこの度オークションに掛けられ、2000ドル(約30万円)で落札されたそうだ。

 国王は手紙の中で、ホートンの家族とみられる「親愛なるリズ」が闘病の末に亡くなったことを受け、彼の心が「酷く痛む」と綴り、ホートンが経験している「苦悩」と「状況を変える魔法の杖を望む」思いを想像できると書いていたそう。

 続けて、「人がとても若くしてこの世を去ることで生じる当惑と混乱」について触れているそうで、これは元妻であるダイアナ妃を36歳の若さで亡くした彼も、同じ感情を抱いていたとみられる。

 この手紙は国王の住居であるハイグローヴ・ハウスのレターセット3枚に、1997年12月8日付で書かれ、「チャールズ」と署名もあるそうだ。手紙を手渡しするようにと指示が書かれた封筒も含まれている。なおDaily Expressによれば、この手紙の売主は明らかにされていないという。

 売買を取り扱ったRRオークションの広報担当者は、「『ピーター』に向けたこの長い手書きの手紙では、愛する人の死に対する共感が綴られています。チャールズ国王はこの手紙を書いた当時、1997年8月にダイアナ妃を亡くしてから数か月しか経っていなかったので、特に感情的だったことと思われます」と話しているそうだ。

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